専門分野
社会心理学,教育心理学
特別研究の研究領域
自己と対人関係,不安,情動と行動などをキーワードとして,心理学を基本とした研究領域を対象とします。
特別研究の指導及び研究上のポイント
自分が何に興味があり,何をしたいのかを,まず明確にすることから始めます。その後,それをどのように心理学の方法で行うのか,を考えます。そしてそれを具体的に研究として進めるために,必要な資料,文献等の講読から,実際にデータの収集,整理,分析を行い,考察を行います。論文としてまとめるという作業も大事にしたいと思います。
特別研究の進め方
1. 1年次夏休みを目安にテーマを具体的に絞り込みます。後期には研究遂行に必要な資料,論文等の収集を行い,まとめます。
2. 研究方法についての基礎知識の獲得と,具体的な実施方法を検討します。
3. 2年次初めに,研究テーマと具体的な研究実施計画の確認を行い,データ収集を行います。
4. 2年次後期に,データの検討,考察を行い,論文執筆に取りかかり,修士論文を仕上げます。
5. 可能な限り直接的コミュニケーションをとりたいと思いますので,面接,合同ゼミナール,等の手段を計画します。積極的に参加することを望みます。
主な学歴
1982年 大阪大学人間科学部人間科学科卒業
1985年 日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士前期課程修了
1988年 日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学
1991年 日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程修了文学博士学位取得
主な職歴
1988年 日本大学文理学部助手
1991年 山梨英和短期大学情報文化学科専任講師
1995年 山梨英和短期大学情報文化学科助教授
1999年 浜松大学国際経済学部助教授
2001年 日本大学法学部助教授
2005年 日本大学法学部教授
2011年 日本大学大学院総合社会情報研究科 教授
主な著書
2006年 『心理学の基礎を学ぶ』八千代出版(分担執筆)
2005年 『発達と学習』八千代出版(分担執筆)
2005年 『法科大学院適性試験対策』法学書院(分担執筆)
2004年 『心へのアプローチ』田研出版(分担執筆)
2000年 『社会心理学へのアプローチ』北樹出版(分担執筆) ほか
主な学術論文
2009年 “Secretory immunoglobulin A decreases during waiting stress independently of
cardiac functions in college students.” 日本大学法学部創設120周年記念論文
集vol.3
2009年「自己概念の不確定性が集団同一性に与える効果」『桜文論叢』第73巻
2007年 「曖昧な対象の判断に及ぼす文脈の効果―表情を対象として―」『桜文論叢』第69巻
2006年 「ストレス対処法の差と感情情報処理」『桜文論叢』第67巻
2004年 ”Effects of Jasmine and lavender on the pupillary light reflex and heart rate.”
『桜文論叢』第59巻