黒田 友紀准教授
人間科学専攻
教育学コース
令和5年度募集教員
- 担当科目
- 学校教育学特講
- 特別研究
専門分野
教育方法(評価)論,教育制度論,比較教育学,ジェンダーと教育
特別研究の研究領域
研究領域は,教育制度・政策,教育方法(評価),ジェンダー/セクシュアリティと教育に関する領域です。
1. 教育制度・政策に関する研究:海外のテスト政策,学校改善の制度・政策の研究
2. 教育方法(評価)に関する研究:国際的な学力テスト・評価の研究,授業と子どもの学びに関する研究,教師の支援に関する研究
3. ジェンダーと教育:女性管理職(リーダーシップ)の研究,制服・施設・慣習とジェンダー/セクシュアリティをめぐる研究
特別研究の指導及び研究上のポイント
自分の研究したいテーマや問題を設定するために,まずは,これまでに行われてきた研究(先行研究)を徹底的に収集し,検討することが重要です。その検討を通して,修士論文で「何を(どこまで)」「どのように」明らかにするかを明確にしましょう。限られた時間やさまざまな制約のなかで,いかに自分の主張を説得的に展開することができるかを追求してもらいたいと思います。論文執筆の手順や実際の書き方についても指導しますが,各自の授業のレポート作成を通して,論文スキルを磨いていきましょう。
特別研究の進め方
・1年次前期は,研究テーマを検討・確定するために,先行研究・関連資料等の収集と検討を行います。後期は,面接やネットワークを利用して相談しながら,研究テーマの確定と具体的な研究計画の作成を行い,論文執筆を進めます。
・2年次の夏を目安に,中間報告の機会を設け,内容の検討と今後の計画の確認を行います。後期は,個別の相談をしながら,修士論文の執筆を進め,論文を完成させます。
指導・研究における特色、プロフィール
アメリカ・カナダの学校制度や授業実践の比較研究を行いながら,日本の学校づくり・授業づくりの支援を行っています。教育の現象や問題について比較の手法や批判的な検討を行うことで,研究課題を追究していきましょう。また,大学院のコミュニティで仲間と学びあいながら,存分に研究を進めてもらいたいと思います。
主な学歴
2007 年 東京大学大学院教育学研究科学校教育高度化専 攻博士課程単位取得満期退学
主な職歴
静岡大学教育学部(専任講師),日本大学理工学部(准教授)などを経て現職