インタビュー

Interview

中澤 瞳准教授 人間科学専攻 哲学コース

先生の研究テーマについてお聞かせ下さい。

身体と社会、経験と社会の問題に関心をもって研究をしています。

先生の経歴について教えてください。

大学院を修了後、非常勤としていくつかの大学で授業を担当しました。2015年に日本大学の通信教育部に着任し、今に至ります。哲学に興味を持ったきっかけは、高校生の時に倫理の授業で古今東西の哲学者たちを紹介する副読本を読んだことです。中でもデカルトとカントの考え方に興味を持ちました。デカルトやカントをもっと勉強したいと思い、本学文理学部の哲学科へ進学しました。しかし卒論のテーマを探すうちに、デカルトを批判した20世紀のフランスの哲学者で、現象学的身体論を発展させたメルロ=ポンティの思想を知り、メルロ=ポンティにデカルト以上の魅力を感じて大学院でも研究を続けました。その後、メルロ=ポンティの現象学的身体論に対してフェミニズムの視点から研究者たちが批判していたことを知り、フェミニズムにも大きな関心を持ち、その視点に魅力を感じました。現在、自分の関心が現象学的身体論とフェミニズム理論にあるのは、こうした遍歴が背景にあります。

インターネットを使った通信教育についてのご感想は?

本務校である通信教育部ではメディア授業も担当しています。メディア授業とはオンライン上で行われる授業のことです。オンライン授業の良さは空間の制約を超えて学べることにあります。反面、空間と時間を共有することによって生まれてくるダイナミックな交流はできません。ところが、最近ではビデオ会議システムも手軽になったので、対面に近い環境で学ぶことができるようになったと思います。オンライン通信教育が今後さらに上手く展開していくような授業の進め方を考えることができたらと思っています。

趣味,休日の過ごし方は?

そもそも休日らしい休日はあまりなく、なにかしら仕事をしているように思います。趣味らしい趣味もないのですが本を読んだりしていることが多いです。

志望者に向けて,一言お願いします

研究は基本的にはひとりで行う作業です。しかし、早速前言を翻すようですが、研究活動はひとりで成り立たせることができないと思います。なぜなら自分の考えを聞いてくれたり、意見を述べてくれたりする研究仲間のおかげで研究活動ができているからです。また好きな研究に没頭することを、物的か心的かは問わず、理解してくれる人によって研究活動は成り立っている面があるからです。実際、私自身のこれまでを振り返ってみると、多くの人が手を貸してくれたことによって研究が継続できたことに気づきます。志望する際には研究内容そのものを考えるのも重要なのですが、周囲の協力者と話し合いができているかも確認しておくことが大事だと思います。

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