専門分野
現象学(主に身体論)、フェミニズム理論
特別研究の研究領域
メルロ=ポンティの現象学,またはフェミニズム理論を出発点とした身体,経験に関する研究が望ましい。
特別研究の指導及び研究上のポイント
論文には,問題,主張,そして主張を支える論拠がある。つまり論文とは,問題提起があり,提起された問題に対して主張が提示され,主張を支える論拠が明確な文章のことである。研究においては,選択したテーマをもとにまずは関連文献の調査から始める。文献調査を行う中で論文の問題設定を行い,その問題を通してどのような主張を,どのような論拠にもとづいて展開するのかについて明確にしていく。関連文献の読解,整理,批判的検討は論文執筆の上で中心的な作業になる。
特別研究の進め方
・修士論文のテーマをもとに先行研究調査を行いながら,夏休み前までに論文で扱う問題を絞り込んでいく。
・引き続き先行研究調査を行い,アウトラインを年末にかけて作り込んでいく。
・アウトラインをもとに執筆を行う。
・指導はメール,およびオンライン会議システムを使用する。進捗状況に応じて,適宜行う。
主な学歴
1999年 日本大学文理学部卒業
2001年 日本大学大学院文学研究科 修士課程修了(文学)
2011年 日本大学大学院文学研究科 博士課程修了(文学)
主な職歴
2012年 立教大学(非常勤講師)
2014年 東京理科大学(非常勤講師)
2022年 日本大学法学部(兼担講師)
主な著書
稲原美苗・川崎唯史・中澤瞳・宮原優[編], 2020『フェミニスト現象学入門』ナカニシヤ出版