専任教員

Professor

陸 亦群教授 国際情報専攻 経営・経済コース
令和7年度募集教員

担当科目(前期)
国際経済政策論特講
特別研究
担当科目(後期)
国際経済政策論特殊研究
特別研究指導

専門分野

国際分業と経済開発,産業集積と地域経済,経済開発戦略

特別研究の研究領域

本特別研究では,国際通商政策,経済活動のグローバル化と地域経済を主な研究領域とする。国際通商政策の歴史的推移,世界経済のグローバル化の進展と新しい国際分業の出現,産業集積そして企業生産活動のグローバル化といった要因に着目し,地域経済問題,国際経済問題に対してグローバルなアプローチ,すなわち地球規模の政策視野をもって理論的実証的な分析を通して考察することを目指したい。

特別研究の指導及び研究上のポイント

院生各自の問題意識と主体的な研究姿勢を尊重し,研究課題を決定する。研究計画を作成し,それに即して研究指導を行うが,国際貿易と経済開発の分析視点に立って,理論と実証の両面から国際経済政策を分析する研究能力の育成を目指す。

特別研究の進め方

主に以下のようなプロセスで研究指導を行う。
1. 研究テーマの選定
2. 研究計画の作成
3. 研究テーマ関連の参考文献目録の作成
4. 先行研究成果の概観と先行研究の内容検討
5. 研究方法の策定と資料収集
6. 研究内容を具体化し,論文作成に着手
7. 論文の構成案を作成し,中間報告
8. 論文の草稿を作成し,中間報告
9. 修士論文の完稿

指導・研究における特色、プロフィール

現在の研究は,企業生産活動のグローバル化と地域経済との関連性を念頭に置きつつ,もの作りアーキテクチャのモジュラー化と細分化分業との関わりに焦点を当てている。新しい国際分業関係,すなわち生産工程における細分化分業関係を前提にして,日本には新興諸国との協業関係を意識した新たな成長戦略が求められ,グローバルな視点から地方創生について探究したい。

主な学歴

1996年 日本大学経済学部経済学科 卒業
1998年 日本大学大学院経済学研究科博士前期課程 修了
2001年 日本大学大学院経済学研究科博士後期課程 修了 博士(経済学)取得

主な職歴

2003年 日本大学通信教育部専任講師
2006年 日本大学通信教育部准教授
2011年 日本大学通信教育部教授
2012年 日本大学大学院総合社会情報研究科 教授

主な著書

2015年  Rebirth of the Silk Road and a New Era for Eurasia, Yachiyo Shuppan.(編著)
2007年 『産業集積と新しい国際分業―グローバル化が進む中国経済の新たな分析視点―』
       文眞堂(共著)

主な学術論文

2015年 「グローバル化時代の企業戦略展開と政府の役割」
      『研究紀要』日本大学通信教育研究所 第28号
2013年 「グローバル・マーケティング戦略と新興国のキャッチアップ」
      『研究紀要』日本大学通信教育研究所 第26号
2012年 「キャッチアップにおける政府の役割と東アジア新興諸国の経験」
      『研究紀要』日本大学通信教育研究所 第25号
2011年 「東アジア新興国の経験の中央アジア経済発展への適用に関する一考察」
      『日本貿易学会年報』日本貿易学会 第48号(共著)
2011年  「新シルクロードにおけるダイナミックキャッチアップの可能性と「ビーズ型」
       開発戦略」『研究紀要』日本大学通信教育研究所 第24号
2010年 「アジアにおける国際分業の深化と地域経済発展に関する一考察」『研究紀要』
       日本大学通信教育研究所 第23号
ほか

教員インタビュー

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