専門分野
英語教育学
特別研究の研究領域
英語教授法または第二言語習得の研究であれば対応するよう努めます。大枠の研究テーマ例として,外国語としての英語習得の学習者観察と分析,学習者の情意面からみる英語学習,効果的な英語教授法,グローバル化を考慮した産官学連携英語教育,国際語としての英語教育など,英語教授法に係る範囲で課題を設定し,実際にデータ収集し精査・分析をする。
特別研究の指導及び研究上のポイント
各自が研究テーマを設定し,先行研究および資料を包括的に読解,データ収集,分析,論文執筆に取り組むこと。できるだけ多く調査・検討し,総合的・分析的研究において自分の学術的視点を明確にし,統計手法を用いて分析し,論文にまとめていくように実施すること。また,関連する学術会議への出席や口頭研究発表に参加し,多くの学者・研究者の研究発表にも触れていくこと。
特別研究の進め方
目安として以下の順序で進めていく。第1年次は研究テーマの絞り込み,先行研究収集と精読,研究計画を作成する。5月末までに興味のある事柄の概要を決定,6月末に主要な先行研究のリスト,8月末に文献調査結果の概観をすること。10月下旬には研究テーマを仮決定し,11月下旬に試行研究調査計画書の提出,2月中旬にその結果を提出すること。第2年次には,論文の概要決定,データ収集と分析,論文の完成へと進めていく。4月初頭に研究テーマを明確化し,5月初旬に研究動機・文献研究・研究方法・結果(予想)から成る簡易草稿を提出する。6月下旬までにデータ収集を完了し,分析の後7月中旬に図表提出をすること。8月末を第1回草稿提出の締め切りとし,9月下旬から10月にかけて前期課程研究(中間)発表会を行う。10月末を第2回草稿提出締め切りとし,12月に修士論文提出とする。尚,教員や他の院生からのフィードバックを参考に加筆・修正を繰り返し,修士論文を完成させ提出すること。
主な学歴
1994年 大東文化大学外国語学部英語学科
1996年 立教大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程前期修了(M.A.取得)
2002年 University of Surrey, Department of linguistic, cultural and international studies, M.A. in Linguistics (TESOL)
主な職歴
1996年 Northeastern Junior College, アメリカ合衆国コロラド州非常勤講師
1997年 大東文化大学外国語学部英語学科非常勤講師
1998年 城西大学経済学部非常勤講師
1999年 大東文化大学地域連携センター講師
1999年 大妻女子大学文学部英文学科非常勤講師
2000年 東京経済大学非常勤講師
2003年 日本大学文理学部非常勤講師
2006年 日本大学歯学部非常勤講師
2007年 日本大学歯学部専任講師
2013年 日本大学歯学部准教授
主な学術論文
2002年 “Motivation, attitude, and anxieties toward learning English as a foreign language: A survey of Japanese university students in Tokyo.” 言語の世界20号
2004年 “Motivation, attitude, and anxiety differences between successful learners and absentees of continuing education programs for English language proficiency test preparations.” 言語の世界22号
2007年 “Anxiety toward Learning English Differences between Successful Learners and Absentees.” 大東文化大学語学教育研究所. 語学教育研究論叢24
2008年 『2週間で英語耳:歯科衛生士のためのListening Skills』(共著)医歯薬出版株式会社
2009年 “David Graddol: English Next: Why Global English May Mean The End of ‘English as a Foreign Language’” (書評) The American Society of Geolinguistics. No.33,
2012年 “Poster Presentations in English Language Classes for Second-Year Dental Students” Journal of Medical English Education. No.11.1
2012年 “On demand self-publishing: publish your own book!” JALT: Between the Keys. No.20.1
2013年 『ワード・バンクmini―基礎を固める英単語1800』朝日出版社
2014年 『今を生きるこころとからだ』朝日出版社
2020年 James P. Lassegard & Michio Tajima (共著) “Communication and Conflict: Japanese Views of Foreign University Instructors” OnCUE journal 13.1
2021年 『明日を生きるこころとからだ』朝日出版社
2023年 James P. Lassegard & Michio Tajima (共著) “International faculty in Japanese higher education: sociocultural factors contributing to employment satisfaction. Geolinguistics Studies: Language Contact, Conflict, Development and Education”. 37-61