在学生・修了生の声

Voice

羽田 勇

羽田 勇 国際情報専攻

大学院の学修は自分磨きの武者修行

私が大学院を目指すきっかけは,仕事として向き合ってきた地域と観光の繋がりに対してさらに学びを深めたいという思いからでした。私は熊本在住で,県外に通学することは難しく,また「知識を広く学ぶ」より「課題について深く研究したい」という気持ちが強かったので,通信制大学院は自分に合うと感じました。入学前から研究テーマの相談ができて,入学後は在宅で勉強を進められるので,土日や平日の夜の時間を使ってレポート作成をしたり,休み時間に課題図書を読んだり,徐々に時間を有効活用できるようになりました。修士論文の作成や添削は,指導教授との個別ゼミがリモートで行われるので,スケジュールを調整しながら無理なく取り組むことができます。勉強は自分自身との戦いですので,年間を通して計画通りとは行きませんが,不安なときはゼミの同期や自主ゼミの仲間と交流もできるので心強いです。仕事と修士論文に追われる毎日ですが,とても充実しています。

仁科 丈彦

仁科 丈彦 国際情報専攻

多くの学びと新たな出会いがある,第二の青春「大学院」

私は長野県で自動車会社を経営しておりますが,大学院に行こうと思ったのは,地元の経営者仲間から「大学時代に経済学を勉強した時は良く理解出来なかったけど,今ならすごく良くわかる」と言われた一言がきっかけです。当時は,コロナ禍でもあり,通信制大学院は地方在住者にとっては大変魅力的に感じました。入学に際しては,先代経営者である父親と同時に入学し,同等の企業経営および経済の知識を学ぶことが出来て,今まで以上に会社経営の共通化を行う事が出来ました。先生たちも丁寧に指導して下さり,数十年間学問から遠ざかっていた私でも修了することが出来ました。また,専攻で「学究会」という先輩が後輩の分からないところを指導する自主ゼミも立ち上げ,他ゼミの学生とも交流が出来ました。最大の成果は,沢山の仲間が出来て卒業後も励まし合い相談が出来ることです。第二の青春を満喫できたのは,この大学院のお陰だと思っています。

牧 久美子

牧 久美子 文化情報専攻

場所に関係なく学べる,貴重な時間

海外で日本語教師をしています。日々の仕事の課題は経験から何となくこなせるようになりましたが,一方でその限界も感じていました。体系的に,論理的にアプローチできるようになるにはどうすればいいか,仕事をもっと深く楽しむにはどうすればいいか。そう考えて決めたのが,大学院での学修です。ここで得た一番の学びは「無知の知」です。先生方はもちろん,同級生や先輩方の知識の深さと視野の広さに衝撃を受け,謙虚に,でも貪欲に,学びを進めることの大切さと面白さを知りました。入学当初は本の読み方,リポートの書き方もあやふやでしたが,先生方の丁寧なご指導と学生同士の活発なやり取りのおかげで,少しずつ力がついてきました。また,ここでの学びは仕事に直結します。シラバスやカリキュラムの作成,アカデミックスキルの指導,現地教師教育などが新たな視点でできるようになり,教師としても前に進めていると実感しています。

野崎 登司枝

野崎 登司枝 文化情報専攻

知見やスキルを本業に反映

私の本業は落語家です。2020年にCOVID-19のパンデミックにより公演活動が困難になり,図らずも自由な時間を得ることになりました。そこで,以前より興味のあった日本語教育について学べるGSSCに入学しました。私が所属したゼミは,ゼミ生の多くが日本語教師でした。専門外の私は,入学して一から学ぶことも多かったですが,新たに学び,知るというインプットは非常に楽しいものでした。また,それらを土台にし,リポート,修士論文としてアウトプットできたことは大きな自信となりました。そして,担当教員の保坂先生や専門書などでお名前をよくお見かけする先生方から,私が当初大学院というものに期待していた指導以上のご指導をいただきました。このことは,嬉しい驚きでした (通信制ということもあり,もっと形骸的かと思っておりました)。今後は,落語家として万人に分かり易く伝えるために日本語教育の知見を用いたり,公の場で自身の考えを発言する際,「然るべき手順を踏んで調査し,理論立てて示すスキル」を活用していこうと思います。

黒田 智也

黒田 智也 人間科学専攻

入学前の生活では味わえなかった経験が、視野を広げてくれます

医療従事者が安全にリハビリテーションを行うために必要な知識を明らかにする研究に取り組んでいます。研究を進めるうちに興味が湧きテーマが広がりがちになりますが、先生からの的確なアドバイスをいただけるので、軌道修正しながら前進している実感があります。研究の面白さは、先生をはじめ他者からの新しい視点が加わることです。先生から未知の分野の勉強会のお誘いがあったり、ゼミの先輩方のディスカッションに参加したり、他専攻の院生とグループワークを行ったりと、入学前には味わえなかった知的経験を味わうことができ、自分にとって良い刺激になっています。スクーリングやゼミ合宿など院生同士が交流する機会も意外に多く、人とのつながりが広がりました。ゼミの雰囲気もとても和やかで、総合社会情報研究科は自分が成長するために最適な環境だと感じています。

天谷 尚子

天谷 尚子 人間科学専攻

学びの面白さを実感し、看護師の死生観についての研究がライフワークに

将来のために必要な学位取得。二の足を踏んでいましたが、総合社会情報研究科は在宅学修が中心なので仕事や子育てと両立しやすいこと、通信制大学院ですが対面指導があり頑張れそうだと感じたことから入学を決意しました。最初は哲学書を読むのに苦労し、課題提出まで3か月かかりましたが、2週間に1本のペースで課題をこなせるようになりました。特別研究は「死生観」をテーマに、終末期看護における看護師の死生観や看護のあり方、看護師が「死と向き合う」ことの重要性を追究しました。「死と向き合う」ことが具体的にどういうことなのか、今後も自分自身の研究テーマとして取り組むつもりです。スクーリングやゼミで出会った先生方や仲間のサポートに励まされ、無事2年間で修了できました。今でも仲間や先生と定期的にオンライン読書会を開催し、楽しく学び続けています。

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