専門分野
教育思想史,教育哲学,教育メディア論
特別研究の研究領域
研究領域は,思想家・実践家に関する思想史研究,芸術教育や道徳教育に関する理論やその比較研究,教育メディアに関する理論的研究などである。
1.思想家・実践家に関する思想的・歴史的研究:教育思想や教育方法,カリキュラムの理論と歴史
2.芸術教育や道徳教育に関する理論・歴史・比較研究:人間形成,道徳教育,芸術教育など
3.教育メディアに関する理論的研究:教育におけるメディア及び教材に関する理論的研究
特別研究の指導及び研究上のポイント
まずは,研究テーマについて改めて深く検討し,関連する文献(図書及び雑誌論文)を収集することです。次に,収集した先行研究を批判的に検討し,自分の研究課題を明確にします。研究課題を設定する際に,歴史的・思想的な視点や比較研究の視点などから検討することで,研究の方法についても考えていきます。研究論文は,文献や資料などを手がかりに自分の主張の根拠を示すことが不可欠ですが,自分で問いを立て,自分で考え,自分の言葉で語ることという基本を大事にしてください。
特別研究の進め方
・1年次は,各自の研究テーマについて検討しながら,論文作成の手順や方法を学び,論文作成の準備を始める。指導の際には,面接やネットワークによる対話を併用する。
・2年次の夏期休暇中には,各自の論文の作成計画や実施内容についてゼミで発表し,論文作成計画を完成させる。
・2年次の冬期休暇中には,ゼミで最終発表会を実施し,修士論文の内容を発表する。
主な学歴
2000年3月 日本大学文理学部教育学科卒業
2002年3月 日本大学大学院文学研究科博士前期課程教育学専攻修了
2005年3月 日本大学大学院文学研究科博士後期課程教育学専攻満期退学
2009年3月 博士(教育学)学位取得(日本大学)
主な職歴
2006年4月 聖徳大学人文学部専任講師
2011年4月 聖徳大学児童学部准教授
2014年4月 日本大学理工学部准教授
2016年4月 日本大学大学院総合社会情報研究科准教授
2021年4月 日本大学理工学部教授
2021年4月 日本大学大学院総合社会情報研究科教授
主な著書
2011年(単著)『シュタイナーの教育思想―その人間観と芸術論―』勁草書房
2012年(共著)『博物館教育論―新しい博物館教育を描きだす―』ぎょうせい
2013年(共著)『言語と教育をめぐる思想史』勁草書房
2016年(共著)『現代教職論』弘文堂
2017年(共著)『哲学する道徳』東海大学出版部
2018年(共著)『<新訂>教職入門―未来の教師に向けて―』萌文書林
2019年(共著)『言語とアートをつなぐ教育思想』見洋書房
主な学術論文
2005年(単著)「ルドルフ・シュタイナーにおける『身体』・『リズム』・『教育』の関係をめぐって
―エミール・ジャック=ダルクローズとの比較考察を通じて―」教育哲学会『教育哲学研究』第91号
2005年(単著)「シュタイナーの色彩論に関する思想史的考察」教育思想史学会『近代教育フォーラム』第14号
2014年(単著)「中学校の道徳教育における教材研究と指導方法に関する一考察
―小学校読み物資料を中学校で読み直すための試案―」日本大学教育学会『教育学雑誌』第50号
2016年(単著)「シュタイナーの系統発生史と『教育』の関係―『個体』と『想像力』のあり方に着目して―」
教育思想史学会『近代教育フォーラム』第25巻
2020年(単著)「英米ヴァルドルフ教育における言語教育の一側面―バーフィールドの言語思想に着目して―」
『日本大学理工学部一般教育教室彙報』第108号