専門分野
スポーツ運動学
特別研究の研究領域
人間の運動の中でもスポーツにおける運動を研究対象とし,実際に行っている運動について直接観察を通してとらえられる運動の特性や構造を明らかにすることに力点を置きます。スポーツ運動学研究の中核的課題領域は,運動質,運動体系,運動発達,運動学修に関する理解,およびその理解をいかにして理論化することができるかが課題となります。さらには運動の自然性や美しさ,流動性といった領域も研究課題になり得ます。
特別研究の指導及び研究上のポイント
研究課題を設定する上で,どのような運動を対象にし,どのような現象について研究するのかについて自身で精査しておく必要があります。また,スポーツ運動学研究では様々な方法論が存在することから,その方法論に関する知識を事前に修得しておく必要もあると思います。さらに,その方法論にインタビュー調査やアンケート調査が選択される場合には倫理審査が必要になる場合もあるので周到な準備が必要です。
特別研究の進め方
基本的には研究室などで対話による対面形式やZoomなどのアプリを使ったオンライン形式を利用して研究を進めていきます。しかし多くの場合は実際に起こっている運動を研究対象とするため,その現場での研究に関する打ち合わせや面談指導等も行います。
指導・研究における特色、プロフィール
陸上競技走り幅跳びの元日本記録保持者であり、1996年バルセロナオリンピック、2000年シドニーオリンピック日本代表。2017年から現在に至るまで日本陸上競技連盟強化委員(男子走り幅跳び)、2018年から現在に至るまで関東学生陸上競技連盟強化副委員長を歴任しており、指導者としても活躍。これらの経験を生かして、運動の質的な研究および運動の発達や修正に関する主観的な研究を行っております。
主な学歴
2003年3月 日本大学大学院文学研究科博士前期課程教育学専攻 修了
主な職歴
1994年4月-2007年3月 株式会社ゴールドウィン
2007年4月-2016年3月 日本大学理工学部
2016年4月-現在に至る 日本大学スポーツ科学部 教授