インタビュー

Interview

日吉 秀松教授 国際情報専攻 国際(関係)・政治コース

先生の研究テーマについてお聞かせ下さい。

プロレタリア階級文化大革命(以下は文革と略す)など中国政治運動を主要な課題として取り組んでおり、とりわけ、文革の目的や動機を追究し続けています。中国政治体制の構造を解明するためには、文革の発生原因や目的を明らかにする必要あると考えられます。また、1990年代に市場経済を導入し、グローバリゼーションによって経済の繁栄を遂げた中国では、民主主義や自由主義を否定する「新左派」勢力が台頭し、いわゆる歴史虚無主義を許さないという口実に、文革研究などを実質的に禁止区域となっています。そのため、文革研究に大きな支障が生じています。こうした背景の下では、文革研究にもっと力を注ぐ必要があると考えられます。
近年、文革研究のほか、中国の対外政策や中国と日米の関係についても研究を進めております。

先生の経歴について教えてください。

国際政治や国際関係に興味があって、日本初の国際関係論を教授・研究する機関としての本学国際関係学部(1978年静岡県三島に設立)に入学し、アメリカ文化コースを選んで、勉強しました。国際関係学部で加藤直人先生や松村潤先生などいろいろな専門の先生と出会ったことは、私にとって一生の財産です。また、ゼミーの指導教授加藤洋子先生の下で、アメリカ歴史や政治などを学びました。卒業論文は、「トマス・ジェファソンの政治思想についての考察」というテーマでした。

その後、本学大学院法学研究科博士前期課程に入学し、政治学を専攻しまして、再び、三島に戻り本学大学院国際関係研究科博士後期課程に入学し、国際関係を専攻しました。後期課程では、指導教授宇佐美滋先生(米中関係専門・故人)の下で、文革と中国の政治体制に関する研究をスタートし、今現在に至っています。

インターネットを使った通信教育についてのご感想は?

新型コロナウィルス感染症パンデミックで、オンライン授業という形をとらざるをえませんでした。学生の顔が見えず反応が分かりにくい状態での授業は今までとは全く異なる形態となりました。そのため、教員と学生の交流や意思疎通などに関して、さまざまな不安と心配がいっぱいでした。そこで、孤独な学習にならないようにできるだけ声をかけたり、ブレークアウトセッションを使用したりして、なるべく教員と学生、学生と学生の距離を縮めようと努めた。

他方、インターネットを使った通信教育には利便性があります。とりわけ、受講者数の少ない大学院生との意思疎通や議論は可能になります。また、スクーリングを通じて教育指導や意思疎通などを強化することもできます。

趣味,休日の過ごし方は?

休日は読書のほか、愛犬と一緒に散歩しながら自宅付近にある公園から富士山の写真を撮り続けます。

志望者に向けて,一言お願いします

研究は好奇心を持つことや疑問に思うことから始まります。したがって、常に好奇心と疑問をもってこの世を観察することが大事です。

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