公開時期調整中教授 人間科学専攻 心理学コース
先生の経歴について教えてください。
日本大学文理学部心理学科卒業
日本社会事業大学大学院社会福祉学専攻博士前期課程修了 修士(社会福祉学)
日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程修了 博士(心理学)
日本学術振興会特別研究員
日本大学文理学部心理学科 助教
聖徳大学心理・福祉学部心理学科 准教授・教授 を経て現職
社会活動
日本老年臨床心理学会理事・編集委員 日本老年社会科学会評議員
東京都認知症施策推進会議委員
公認心理師試験委員会試験委員 社会福祉士試験委員会試験委員
大和市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画審議会審議委員 など
インターネットを使った通信教育についてのご感想は?
インターネットを使った通信教育は、文字によるコミュニケーションとリアルタイムでの対話によるコミュニケーションの両方のメリットを最大限に活かすことができる教育方法だと考えています。文字にすることは、抽象的思考を他者に伝わる形に置き換える作業です。また、より高次の思考を生み出すために必須の営みでもあり、論文執筆に必要な論理的な思考力を養う、非常に効果的な手段だといえると思います。一方、他者とのリアルタイムでの対話では、スピーディな議論ができることに加え、相手の表情も情報として取り入れることができるため、相手の感情をつかみやすく、孤独になりがちな研究生活の情緒的支えとしても有効だと感じます。その両方のメリットを活かす教育に魅力を感じます。
オフラインでのエピソードは何かありますか?
今後、オフラインも含めて学生の皆さんとの交流を楽しみにしています。
趣味,休日の過ごし方は?
何かを作ることが好きで、時間があれば愛用のミシンで制作活動をしています。ただあまり時間がなく、各地で仕入れた布ばかりが本とともに山積みになっている状況です。
志望者に向けて,一言お願いします
研究は、未知の領域の知的な探検であり、開拓です。社会経験の少ない方は、経験が研究の邪魔をすることがなく、先入観なしに、素朴で純粋な問いを研究として昇華することができることでしょう。一方、社会経験のある方は、その経験を、すでにある理論を通して再解釈し、既存の理論では説明できない自らの経験の中に、新しい知を見出すことができるはずです。どの世代の方でも研究をはじめることはできます。まずは第一歩を!