専門分野
メンタルヘルス,行動科学,心身医学,緩和ケア,プライマリ・ケア,医学教育
特別研究の研究領域
メンタルヘルスをベースとした,行動科学,心身医学のほかに,緩和ケア,プライマリ・ケア,医学教育,そして禅の効果を科学的に検証する研究も対象にします。また,医療・福祉の他にもヒトの社会的側面の研究に関しても歓迎します。
特別研究の指導及び研究上のポイント
興味のある分野で研究を進めることが第一ですが,それが,実現可能かも考えながら研究プランを組むことも大切です。具体的なプランをともに考え,指導というよりも進めていくうえでのサポートを行う方針です。
教科書や文献を読んで,自ら考えるとともに,ディスカッションを重ねていくと,その中で新たなアイディアや突破口が見えてくる場合も多くあります。研究上ではディスカッションをできるだけ行いたいと思います。
特別研究の進め方
テーマ選びと,それに関連する文献の収集から始め,仮説を立て,研究計画書を作成するとともに,必要があれば倫理審査委員会へ申請します。そののち研究の実施,結果の解析を行います。最終的には論文作成になりますが,すべての期間においてできるだけコミュニケーションをとりながら,小さな疑問点でも早めに解決しつつ進めることが大切です。
誰かに研究内容をわかりやすくプレゼンテーションすることを常に考えながら進めていきましょう。
指導・研究における特色、プロフィール
コミュニケーションを重視し,研究を進めていくうえで自ら気づくことをサポートしていきたいと思います。
主な学歴
旭川医科大学医学部医学科卒,東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了,放送大学大学院卒業(主に人類学)
主な職歴
国立精神神経センター国府台病院心療内科,旭川医科大学第3内科(消化器内科),名古屋大学総合診療科,筑波大学総合診療科,厚生省保険局,日本大学附属板橋病院心療内科
主な著書
総合診療専門医マニュアル
外来・在宅医療のための保険診療Q&A
ストレス性健康障害の診断
主な学術論文
1) Mental Health Status before and during the COVID-19 Pandemic in Patients First Visiting a Psychosomatic Internal Medicine Clinic in Tokyo, Japan
2) 地域医療実習に参加した医学生による全人的医療の重要性への気づき
3) Factors associated with surrogate families’ life-sustaining treatment preferences for patients at home or in a geriatric health service facility: A cross-sectional study
4) Characterizing end-of-life decision-making of life-sustaining treatment among Japanese nurses
5) Factors Relating to Caregivers' Preference for Advance Care Planning of Patients in Japan: A Cross-Sectional Study.
6) The Effect of Providing Life Support on Nurses' Decision Making Regarding Life Support for Themselves and Family Members in Japan
7) Measuring the effects of Zen training on quality of life and mental health among Japanese monk trainees: a cross-sectional study