専任教員

Professor

上野 広治教授 人間科学専攻 スポーツ科学コース

担当科目
コーチング学特講
特別研究

専門分野

コーチング学

特別研究の研究領域

コーチング学とは「体育・スポーツの指導実践に関する研究」を行う学問分野であり、実践指導に関わる問題を解決するための研究方法を選択し、得られた成果を実践指導に適用する方法についても検討します。

特別研究の指導及び研究上のポイント

コーチング学における研究は「研究成果を実践指導に適用」するところまで、継続的に検討することであり、例えば研究成果をアスリートやコーチに解り易くフィードバックするまで研究を継続することが求められます。すなわち、先行研究を精査した上で問題を提起し、個別科学領域における研究方法やデータ処理方法を学修すること、さらに研究成果を実践指導に活かす学修が課題となります。

特別研究の進め方

基本的にはレポート形式、面接指導、プレゼンテーション等により、研究を進めます。また可能な範囲で夏季、冬季、春季休暇期間を利用し、個別科学領域における研究方法の演習も実施し、データを正確に測定できる能力を養っていきます。1年次前半は先行研究の収集と研究テーマの決定、研究方法の検討を行います。夏季は研究方法の演習、基本的な統計処理方法の学修、研究計画の発表を実施します。1年次後半から2年次前半で実験、測定、調査等、研究の実施、およびデータ分析を行い、結果に対する考察を対面もしくはオンラインによる指導(ディスカッション)を行いながら検討し、夏季の中間発表を経て、2年次後半の論文を執筆(修士論文提出)することを想定しています。

主な学歴

昭和57年 日本大学文理学部体育学科卒業
平成25年 筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ健康システム・マネジメント専攻(修士課程)修了

主な職歴

昭和57年 日本大学豊山中・高等学校 水泳部コーチ
昭和58年 同上 非常勤講師・水泳部コーチ
平成 3年 同上 教諭・水泳部顧問
平成23年 日本オリンピック委員会へ出向
平成28年 日本大学スポーツ科学部 准教授
令和 2年 同上 教授
令和 3年 同上 学部次長
令和 4年 日本大学大学院総合社会情報研究科 教授

主な著書

『みるみる上達!スポーツ練習メニュー』株式会社ポプラ社(単著)平成27年
『アテネの空に日の丸を!』東洋経済新報社(単著)平成16年

主な学術論文

「Injuries and physical characteristics affecting swimmer participation in the Olympics: A prospective survey」Physical Therapy in Sport  No.44,128-135頁,令和2年
「大学水泳選手の学年、専門種目、専門距離からみた酸素摂取量の違いについて」スポーツ科学研究 第3巻,3-9頁,令和元年
「2020東京五輪に向けての競泳ジュニア強化戦略の検証」日本福祉大学スポーツ科学論集 第1巻,67-76頁,平成30年
「異なる跳躍運動間での主観的努力度と客観的出力の対応関係の相違」スプリント研究第24巻,89-100頁,平成27年
「育成年代サッカー選手における直線ドリブルの標準動作モデルに関する研究」スプリント研究 第24巻,73-87頁,平成27年
「サッカーにおけるドリブル走の加速局面の下肢動作に関するバイオメカニクス的比較ー育成年代サッカー選手を対象としてー」スプリント研究 第24巻,33-45頁,平成27年
「日本水泳連盟の活動と考え方」トレーニング科学 第10巻第2号, 69-72頁,平成10年

教員インタビュー

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