専門分野
スポーツ運動学
特別研究の研究領域
人間の運動の中でもスポーツにおける運動を研究対象とし,実際に行っている運動について直接観察を通してとらえられる運動の特性や構造を明らかにすることに力点を置きます。スポーツ運動学研究の中核的課題領域は,運動質,運動体系,運動発達,運動学修に関する理解,およびその理解をいかにして理論化することができるかが課題となります。さらには運動の自然性や,優美さといった領域も研究課題になり得ます。
特別研究の指導及び研究上のポイント
研究課題を設定する上で,どのような運動を対象にし,どのような現象について研究するのかについて自身で精査しておく必要があります。また,スポーツ運動学研究では様々な方法論が存在することから,その方法論に関する知識を事前に修得しておく必要もあると思います。さらに,その方法論にインタビュー調査やアンケート調査が選択される場合には倫理審査が必要になる場合もあるので周到な準備が必要です。
特別研究の進め方
基本的にはレポート形式やネットワークを用いた対話形式を利用して研究を進めていきます。しかし多くの場合は実際に起こっている運動を研究対象とするため,その現場での研究に関する打ち合わせや面談指導等も行います。
主な学歴
1978年 日本大学法学部管理行政学科 卒業
1979年 日本大学文理学部体育学科聴講生
1990年 筑波大学大学院 修士課程体育研究室研究生
平成29年3月 国士舘大学 博士(体育科学)取得
主な職歴
1979年 千葉県私立成田高等学校 教諭
1992年 日本大学理工学部一般教育教室 助手
1996年 日本大学理工学部一般教育教室 専任講師
2001年 日本大学理工学部一般教育教室 助教授
2006年 日本大学理工学部一般教育教室 教授
2015年 日本大学総合科学研究所 教授
2016年 日本大学スポーツ科学部 教授
2016年 日本大学スポーツ科学部長
2016年 学校法人 日本大学評議員
2016年 学校法人 日本大学理事
主な著書
1989年 『ジュニアの陸上競技(砲丸投編)』講談社(共著)
1997年 『ジュニア陸上競技教典(初心者マニュアルQ&A)』陸上競技社(共著)
1999年 『陸上競技を科学する』道和書院(共著)
2008年 『コーチと選手のためのコーチング戦略』八千代出版(共著)
2015年 『記録が伸びる!陸上競技 投てき~砲丸投げ・やり投げ・円盤投げ・ハンマー投げ~』メイツ出版(監修)
ほか
主な学術論文
2011年 『国内一流シニア選手のジュニア期におけるパフォーマンスレベルからみた今後の競技力強化』陸上競技学会誌,vol.9(共著)
2010年 『国内一流砲丸投競技者の運動投企内容に関するスポーツ運動学的考察』陸上競技研究,vol.83(共著)
2010年 『投てき種目の理論と実践競技力構成要因の関係』陸上競技研究,vol.81(共著)
ほか