研究科長より

Greeting

本研究科を目指す皆さんへ

近年のグローバリゼーションや高度情報化社会の急激な発展は,新たな技術能力の獲得や知的研鑽の継続性の必要性を大きく喚起すると共に,遠隔教育も含む,その教育・学習手段の多様化をもたらしつつあります。 このような状況のなかで,日本大学は,約半世紀に亘る通信教育部としての教育蓄積を活かしつつ,他に先駆けて1999年に日本初の通信制大学院「総合社会情報研究科」を独立研究科として設置いたしました。情報メディアを駆使する本研究科は,従来の通信制とはまったく異なる21世紀の新しい通信制大学院です。本研究科は,2018年11月に所沢から市ヶ谷に校舎を移し,翌年4月に通信教育部と統合することで,ICTを使った遠隔教育のプロフェッショナルとして現在も発展を続けています。

新たな知的創発に繋がる,多角的な視野と価値観および深い教養を養うための幅広い科目の選択が可能になっています

グローバリゼーション,高度情報化社会,気候変動など,21世紀に入り誰の目にも明らかなになった様々な変化は,多様かつ急激な変化を現代社会にもたらすと共に,様々な格差や差別の発生と拡大,暴力的衝突を含む紛争の多発化,生態系の破壊などの課題も私たちに突きつけるものとなっています。それと同時に,これらの課題解決には既存知識の単純再利用だけではなく,深い教養に裏付けられた新たな視点と発想及び知的創発が強く求められていることも明らかにしつつあります。 本研究科は,社会人や生涯学習を希望する人たちに,この今日的課題解決に必要となる高度で深い専門知識の提供と再教育を行うことを目的とし,国際情報,文化情報,人間科学の3専攻を開設しています。 各専攻では,各専攻領域から深い教養に裏付けられた新たな視点と発想及び知的創発に繋がっていく,学術的,客観的な分析,研究態度を身につけ,2年間ないし3年間で学位を習得できるカリキュラムが設定されています。 それぞれの生活環境と両立させながら,知的探究心と学位取得の希望に燃える皆さんの入学を心から期待しております。

日本大学大学院総合社会情報研究科長

松 重 充 浩   

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