はじめての研究生活
人間科学専攻 野田 幸子



 振り返ると、お正月のある日、「そうだ今年は大学院で勉強しよう」という気持ちが本気になったことからすべてははじまった。そして入学。のほほんとする暇もなく、気がつくとレポートに忙殺され、所沢でのスクーリング、名古屋ゼミで食べた焼き鳥の味を懐かしみながらの予備調査、そして実験1へというように、あっという間に大学院生活にはまっていった。
 月に1回の市ヶ谷での面接ゼミが私の生活のルーチンとなった。面接ゼミに参加すると研究が一歩ずつ進むことを実感した。面接ゼミにコンスタントに出席することが、研究を推し進める原動力であった。そしてほぼ毎日、大学院CONTENTSとAL−Mailを見ることが、弁別刺激として大学院生活を楽しむ効果になった。
 そんないつもの市ヶ谷を飛び出した職場訪問ゼミ。1年目の2月には、博士後期課程の東矢さんが勤務されている琉球大学でのゼミ、美ら海水族館の感動的な巨大水槽の中で泳ぐジンベイザメや回遊する魚群の優雅な姿に見とれ、時間の経つのも忘れるとはこういう感動かと思ったりした。慶良間諸島付近でのホエールウォッチングを楽しんだ後は、琉球料理に舌鼓。趣味と実益を満喫したような沖縄ゼミとなった。
 そして2年目の9月には、修了生の長谷川さんが勤務されている天使大学でのゼミ、函館のレンガ倉庫前での写真撮影会、富良野での乗馬やジェットコースター街道のドライブと北海道ゼミも大いに楽しんだ。!?
 修士論文執筆の冬を迎え、口頭試問が終わった今、さらに研究をしていきたいと思う。大学院の修了は研究の始まりなのだと感じた。今後は、どのようにして研究をしていこうかと思案中である。
 眞邉先生をはじめとする教授陣の先生方とゼミ生の皆様のおかげで期待以上の大学院生活を送ることができました。本当にありがとうございました。



 
       
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