2014 オープン大学院 同窓会企画報告

同窓会役員・学務委員・全学FD委員 松岡 直美

 昨年に続き、同窓会企画として「図書展示」と「修了生による学習相談」の二つを実施いたしました。多くの方々が、多種多様な知恵とスキル、貴重な時間と経済的支援をお寄せ下さったお陰で、これらの企画を遂行できましたこと、深くお礼申し上げます。この報告書をしたためながら、GSSCの教育・研究活動の推進、および同窓会活動の進展という観点からも大変意義深いことであったと認識を新たにしております。とりわけ今年度は、オープン大学院実行委員の皆様が同窓会企画の趣旨とこれまでの経緯について、よく理解くださり、率先して対応くださったことが奏功に繋がったと確信しております。同窓会とのリエゾンをスマートに、かつ誠実に果たしてくださった芳ア文香さんへの感謝を書き添えることで、実行委員皆様へのお礼とさせていただきます。オープン大学院実行委員会と同窓会という二つの組織が相互補完的に協力するモデルを示していただきましたので、これを基に次年度以降のオープン大学院をさらに充実させるべく、検討を進めてまいりたく存じます。忌憚のないご意見・ご提案、そしてご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

「図書展示」
 GSSCの教員や学生・同窓生の研究活動を広く知っていただこうと昨年から始めた企画ですが、今年度は、博士後期課程(文化情報分野)を修了・学位取得された後、かんよう出版を起こされ、良書を世に送り出されている松山献さんが統括くださいました。正にプロの知見で、図書展示の体裁を整えてくださいました。開会式では図書展示企画の趣旨と『いわき通信』発行につき、ご説明いただきました。懇親会・同窓会では図書販売と会計もご担当いただきました。さらに、今後、同窓会として図書展示・販売を恒常的に行うためのプランなども検討くださっています。 
 また、市ヶ谷に郵送された図書の受取りや保管・移動につきましては、日本大学会館通信教育部の近藤健史先生、陸亦群先生、研究事務課の市川様、そして総合社会情報センターの西海様にお世話になりました。この場を借りて、お礼申し上げます。
 GSSC同窓会HP連載の吉田裕美さん著『いわき通信』が小冊子として発行されたことは今年度の「図書展示」における大きなトピックでした。既に、10月18日当日、同窓会MLにて配信させていただきましたが、その「お知らせメール」と同窓会HP編集長宮澤由江さんと編集を担当された大塚奈奈絵さんの『いわき通信』「はじめに」をご一読くださいますよう、お願いいたします。
 また、『いわき通信』のその後につきましても、一部、ご紹介させていただきます。

10月18日オープン大大学院にて紹介、懇親会・同窓会にて販売開始 
吉田裕美さんの指導教授、生物資源科学部の長谷川正江先生が10部購入くださいました。
11月2日(土)GSSC公開講座(所沢)にて紹介と販売。泉先生ありがとうございました。
(以下は大塚奈奈絵さんによる広報・販促活動です。)
国立国会図書館収蔵(納本1部、関西館へ寄贈1部)
「ひなぎく」(国立国会図書館東日本大震災アーカイブ)収録予定
宮城県図書館、岩手県立図書館、福島県立図書館、いわき総合図書館等に手渡しで寄贈
『出版ニュース』への書評掲載依頼
TVドラマ脚本家に献呈。山田太一氏からは大いに共感した旨のお返事が大塚さん宛てに届きました。何年先になるかはわかりませんが、吉田さんや子供たちの言葉がTVドラマや映画になって、3.11を語り続けることになるかもしれません。
日本自費出版文化賞、「東北の記憶と記録」等に応募準備中。
販売に伴う代金受取のために金融機関に口座を開設する方向で準備中。


「図書展示」担当 松山献

図書展示コーナー

『いわき通信』編集担当 大塚奈奈絵さん

「修了生による進学相談会」
 GSSCへの進学を検討されている方々に、修了生の経験から助言できれば、そのような形でGSSCの広報活動に貢献できればという同窓生有志の発案で昨年度から始まった企画です。今年度は文化情報専攻修了生の星野裕子さんと相馬優子さん、国際情報専攻修了生長谷川昌昭さんが担当くださいました。お三方とも、GSSC草創期に在籍、修了された方々ですが、長の年月を経ても、同窓会に集い、ご協力くださることに改めてお礼を申し上げます。
 以下、終了後にメールで頂いたコメントを転記させていただきますので、次年度の参考にしていただければ幸いです。
「複数の入学希望者とお話をさせていただき、結果、お二方が、11月の受験を決めました。懇親会で多数の教授ともお話され、迷っていたものの決意した模様です。」
「このような懇親会のようなものが年に数回あれば、希望者が増えると思われます。迷われている方は、どの教授につけばよいかわからず、入学しないままになっていると推測されます。」
「文化情報か、国際情報か、判断に迷っている、という方々がいらっしゃって、皆さまから様々なアドバイスをいただいて、不安を解消して帰られたようでした。」
「お一人の方は、これからご家族と上海に赴任されるのだそうで、そんな事情でも勉強できるか、すでに英語圏にご滞在で英語は使えるが、さらに中国語を学びたい、とのことで、外国語学習にもアドバイスがいろいろ出ました。」



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