インタビュー

Interview

時田 学准教授 人間科学専攻 教育学コース

先生の経歴について教えてください。

心理学を学ぶきっかけとなったのは,日本大学文理学部心理学科に入学したことです。学部時代は学科の勉強をシッカリ行うというより,サークルなどの活動を積極的に行っていましたので,そちらの意味で大学生活を満喫しておりました。ところが,4年生になって,卒業論文を前にしたときに,自分のできなさ加減(心理学についての不勉強さ加減)に呆れるとともに,その様な学生であっても,大学院院生の先輩や研究室の先生方に助けていただき,何とか卒業論文を書き上げることができました。その時に,ある指標(事象関連電位)にはまり,どうしてもその指標について研究を続けていきたいと考えるようになりました。それまで,大学院などというところは,自分にとってとても遠い存在であったのですが,その指標について,考え続けていくことができるなら,そういう世界に入ってみたいと考えるようになってしまいました。以来,博士前期課程・博士後期課程を文理学部心理学研究室で過ごしました。その間に,色々な経験をさせていただき,結果的に心理学研究室の助手に残させていただきました。その後商学部にご縁があり,拾っていただきました。文理学部心理学科とは全く違う学部学科ですが,商学部は大変心の広い学部でありまして,このような経歴の教員にも,ゼミナール(心理学系)を担当させていただき学生と一緒に活動を行ったり,教職課程の学生指導などを実施したりしております。また,現在ではある経緯から社会人の方の研修にも継続的に携わっております。

インターネットを使った通信教育についてのご感想は?

私は現在行っている研究・教育の場面で,コロナ禍の環境で教育を継続していく方略として,結果的には通信教育で行われている手法に携わることになりました。また,インターネットそのものは,パソコン通信と呼ばれているころから,かなり頻繁に接していました。現在でも学部生のゼミナール運営・指導の様々な場面で活用させていただいております(メール・Facebook・Twitter・Line等)。メールで講義の進捗状況を受講生と講義毎にやり取りすることによって,過不足ない講義の組み立て(できていない面もあるとは思いますが・・・)に活用しているつもりです。また在外研究時は,Skypeのやり取りも経験し,遠隔地コミュニケーションツールとしてのインターネットの有効性の認識はあるつもりです。

但し,講義ではなく論文となると,インターネットで伝達される情報の現状を考えてみますと,直接のコミュニケーションがどうしても必要になるように考えております。

教員プロフィール

PAGE TO TOP