オープン大学院2021年 開催報告

人間科学専攻 修士前期課程2年・在学生 黒田 智也

2021年10月10日(日)、「オープン大学院2021」がオンラインにて開催されました。

今年度も昨年度と同様に、新型コロナウィルス感染症の影響により、すべてのプログラムはオンラインで開催されました。「オープン大学院2021」の企画・開催は、実行委員・主任教員・校友会の総勢20名で行い、私は、副実行委員長を務めさせていただきました。ここに企画から当日についてご報告させていただきます。

今年は7月に、オープン大学院のキックオフミーティングが行われました。感染症拡大防止の観点から既にオンライン開催が決定しており、昨年の実績を活かしながら、新しい企画を考えることからスタートしました。バックグラウンドが多岐にわたる実行委員のメンバーですので、活発な意見交換が行われ、積極的に担当者も決まり、次回のミーティングまでに何をすべきか明確となり、よいチームが構築されていると感じられました。順調に予定は進み、例年の研究発表に加え、在校生・修了生トークセッション、修了生による活動発表、海外在住の在学生へのインタビューと新しい企画を実現することが決まりました。

広報に必要となるホームページやポスターは、文化情報専攻の近田さんに素晴らしいものを作成していただき、各専攻やゼミの紹介動画も着々とアップされ、予定通り開催1ヶ月前となる9月10日に募集を開始することができました。開催前の実行委員ミーティングでは、広報と内容の確認で済むほどまとまっており、あとは当日の参加者がどれほどになるのか、期待と不安を残すのみでした。

10月10日「オープン大学院」当日を迎え、実参加者数67名(内部を含む)と予想以上に多くの方々に参加していただきました。この大勢の方々に、より興味を持っていただくため、zoomの「チャット機能」を活用し、参加型のオンライン配信としてみました。その結果、在校生・修了生トークセッションや、活動・研究発表では、実行委員長の宮田さんや近田さんの司会力のおかげもあり、大盛況に終えられることができました。

在校生・修了生トークセッションでは、在校生から学生生活についてだけでなく、履修科目ごとの具体的なレポート作成のコツや、大学院と学生とのコミュニケーションが図れるシステムmanaba folioの使用法など、具体的かつオープンなトークが行われ、入学を検討されている方にとっては、興味関心が高く、チャットからの質問が飛ぶように挙げられました。また、修了生からは、大学院でどんなことが学べて、その学びをその後の何に役立てているのか、修了生ならではの発表が行われました。修了生3名が口をそろえて、大学院の学びの中で人とのつながりが広がったことを、大学院生活の一番の収穫であったと伝え、まさに、人そのものが情報であり、大学院のネットワークを目の当たりに感じることができました。

例年、オープン大学院の課題に挙げられる、修了生・現役の在校生の参加は、残念ながら少なかったのですが、昨年の課題を引き継ぎ企画した、修了生・在学生との交流ができるトークセッションや活動・研究発表の場を企画できたのは大きな収穫だったと思います。

最後に実行委員・主任教員・校友会をはじめとする関係者の皆様の様々なお力添えを頂き、オープン大学院を成功させることができました。この場をお借りして感謝申し上げます。

終了したばかりの現在も、実行委員内では、課題や疑問点を挙げ、次年度への引き継ぎを準備しています。最後まで素晴らしいチームのつながりに、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいです。ミーティングの議事録やこのメールマガジンが少しでも、次年度につながると幸いです。

新型コロナウイルス感染症が少しでも早く落ち着き、来年こそ対面式でのオープン大学院が開催できることを心より願っております。




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