新しいレールを見つける

湯田 恵美

人生の新しいレールを見つけるためには,流されてみることです.

大学院を卒業してサラリーマンをしていた頃,コンサルティングファームのチームと仕事をする機会がありました. その日をきっかけに,顧客にソリューションを届ける仕事がしたい!と思うようになりました.

転職のためのキャリアを積むべく,渡米してRAのポストを得ました.

帰国後はお誘いをいただいて,大学のプロジェクト研究員として勤めて,その後,教員として国立大学へ異動しました.

アカデミアになりたかったわけではないけれど,流されて生きていたら,素敵な景色を見ることができました.

今は,世界中の素晴らしい研究者たちと繋がって生きています. 企業さんが訪ねて下さることにも感謝しています.

楽しくて,豊かなものを創るために. 好奇心の鍵で「運と縁」を引き寄せて,重い扉も開けるんです. 自分が「楽しい」と思う道を選び続けたら,後悔なんてしないんです.

博士課程の頃,指導教授は私にたくさんのチャンスをくれました. 一方で,私は先生に何をしてあげられたんだろう? 恐らく何もしていません.でも(大学は)それでいいんです.

未熟なこだわりを捨てたら,そこにはワクワクした時間が待っています.

 湯田恵美



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