泉 龍太郎ゼミのご紹介
人間科学専攻 18期生 久嶋 佳奈

 泉ゼミでは、「人とは何かを知りたい」、「人の為になりたい」と志す院生が多く集い、医学を基盤とした3つの保健コンポーネント(生命・環境・教育)を統合的に学べるゼミです。現在、前期博士課程1年生5名、2年生4名、後期博士課程3年生2名が在籍しており、健康サービスや支援を含み、包括的な人とは何かを問う学問を科学的な側面からアプローチできる方法を、基礎から応用まで楽しく学べるゼミでもあります。また、ゼミでは人々のための支援や援助だけでなく、「社会や地域に還元される健康」が研究の原点にあり、そのことが、院生の自発的な発展を促す必要不可欠な研究課題の構成要素になっていると考えます。

 ゼミでは、さまざまなバックグラウンドを持った院生達が年代を超えて集い、院生の研究テーマも多岐に亘っています。泉ゼミには、現役の大学教員、専門学校の教員、研究職員、会社経営者、教師、薬剤師、診療放射線技師、理学療法士、作業療法士、看護師、福祉職などがおり、個別の専門分野を大切にしながら、同時に多領域にわたる教育・研究活動が有機的に関連し合うようゼミが運用されているので、皆で関わることが結果として論文の質に繋がるように思えます。それは多様な視点から自分の研究を批判的に捉え直す機会となり、多くの仲間に出会うことができるのも大きなメリットでありました。また、ゼミでは学生個々人のコアタイムを調整し、インターネットを利用したディスカッションやプレゼンテーションを運用し、前期生から後期生まで一緒に活動してます。様々なリサーチの状況に応じた議論構造を組み立てながら、指導に基づいた学問的批評など通信制課程の有用性を生かして研究するなど、時間に無駄がなく密な学習時間を共有し、上下のつながりが強いのも泉ゼミの特徴です。

 院生時代を振り返り思うことは、仕事と家庭と研究課題を限られた時間の中で効率的に行えた背景には、修士1年前期での研究課題に向けた個人の生活習慣を見直したプロセスであり、それは研究への意欲とリズムづくりの関わり方であったように思えます。泉ゼミでは、毎年6月末に合宿が行われ、2泊の合宿ではテニス、夜には親睦会が開かれるなど、教員や院生だけでなく同窓生も集まり、院生と一緒に打ち解けた雰囲気の中で勉強会が行われています。また、合宿には名誉教授の宮本晃先生や修了生の現役大学教授数名が参加をされ、他大学の先生方の教えが受けられる貴重な合宿です。これは研究に足を踏み入れる貴重な体験となり、私自身においては毎年の合宿が学会発表の契機にもなっています。

 ここまで紹介したように泉ゼミでは、通信制大学院であるからこそ得られる細やかな指導があり、身近な存在として教授いただけるなど、サイバーゼミを通して情報の共有化、更には平成11年通信制大学院開講時からの宮本ゼミの連絡網が泉先生に引き継がれており、国内外に拡がる通信コミュニケーションが何よりも心強い研究の糧として、今も尚、引き継がれつつあります。短い修士2年間でありましたが、とても濃厚な時間を得られました。泉先生のご指導やゼミ生同士のコメント、更に修了生皆さまのご意見を頂けたことは、それはとても貴重な時間であり、参加することの意義を高く評価しています。泉ゼミには学びが常にあり、人との出会いと繋がり、観察、思考することも含め謙虚であり続けることが結果として互いを高め合う尊重できる研究に繋がり、そのことによって論文をまとめられたと思います。また、大学院行事を境に他のゼミ生と共感を持ちながら高い目的意識を持てたことは、自身の研究を効果的に実行でき、掛け替えのない経験となりました。

 最後に、スクーリングやオープン大学院等も含めて、泉先生をはじめ他研究科の国際情報、文化情報の先生方、院生、修了生の皆さまには大変お世話になり、この場をお借りして心からお礼を申し上げます。また、職場の理解と家族の支援はかけがいのない励みになり心から感謝致します。泉ゼミは “明るく楽しむ”をモットーに和気藹々とした雰囲気の中ゼミが行われています。詳しくはオープン大学院で是非、泉ゼミに足をお運びください。ゼミ生が皆さまをお待ちしています。貴重な時間を割き、お読み下さいましてありがとうございました。




平成30年6月の軽井沢ゼミ合宿




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