階戸照雄ゼミのご紹介
2018年10月 十二代目ゼミ長 若林 泰


 階戸ゼミは2006年に開講、本年2018年に12年目を迎えました。スタート時は博士課程前期課程4名、後期課程1名でしたが、2018年は博士前期課程22名、後期課程3名の所帯となっています。

 階戸先生は、元銀行マンで、金融先物、為替、企業年金信託業務、M&A等多彩な金融業務のご経験を積まれる一方、フランス経営大学院・INSEADでMBAを取得、パリ支店勤務を経て、海外で広い人脈をお持ちで、「Blue Ocean戦略」を著したチャン・キム教授、ファミリービジネス研究では世界的な権威のCarlock教授等と懇意、本邦ファミリービジネスについては屈指の研究者のお一人です。2003年銀行を退職後、朝日大学教授、産能大学大学院教授を経て、2006年に日本大学大学院・総合社会情報研究科教授、2012年に同研究科長になられて、今日に至っています。

ゼミ生の研究テーマは、多岐に亘っています。さらに、ゼミ生のバックグランドもとても多様です。経営者(Familyビジネス創業者・二代目・三代目、Non-Family幹部)、金融・物流・小売業・不動産業等の専門家、現役・元銀行・商社マン、公益財団法人の幹部、現役・元教員、などなど。女性が多いのも特徴でしょう。いま流行のダイバーシティの効いた構成員です。

ここに2017年に編まれた10周年記念誌があります。ゼミ生から多くのお祝いのメッセージが掲載されていますが、それを読むとこのような文章が目に入ります。

「私の人生の歯車は階戸先生にお会いした時から、全てが変わって行った。」「大学院は敷居が高く自分でも難しいのではないかと思っていたが、階戸先生に出逢い、大丈夫と太鼓判を押して頂き、すごく気持ちがすっきりした。」「博士前期課程を修了してから2年となりますが、今でも階戸先生の優しい笑顔を思い出します。」「修士を修了して3年になりますが、飲み会などゼミの集まりに参加させて頂いています。」

そうです。勉強と研究だけではないのです。2ヶ月ごとに集合ゼミがあり、皆が顔を合わせる機会があります。その後は、和気藹々とした飲み会があります。夏には2泊3日の軽井沢合宿も行っています。先輩方も多数参加されるので、日頃の研究の相談なども気楽に行い、また仲間同士積極的に元気を送りあう、そんな楽しい会です。

紹介文を書いている私は、5年前に商社を定年退社後、新たに事業承継のコンサルティング会社を立ち上げました。コンサルティングには日々の新しい情報・考え方の取り込みが欠かせません。先生のご指導、多才な同期・先輩方との交流がどれほど実務にもプラスになっているかを日々実感しています。

この文章をお読みになっている皆さま、是非一緒に学び合いましょう。


階戸先生(ゼミ生・細野さん作)




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