修士論文奮戦記
人間科学専攻 17期生・修了 髙澤 千智
泉龍太郎先生の指導の下、無事に修士の学位を取得することができました。この場を借りて、2年間の大学院生活について振り返ってみたいと思います。
１ 入学のきっかけ
仕事をしている中で、研究の基礎を学ぶ必要があると感じ、大学院への進学を検討していましたが、家庭も仕事もありどうするか悩んでいました。そんな中、当時の上司を通じて、泉先生と通信制である本大学院を紹介してもらい、仕事を続けながら学べる！と入学を決めました。
２ レポート作成
1年目は気合が入っており、1年間に履修登録できる単位数の上限20単位分を選択し、レポート作成に追われることとなりました。基本的に平日の早朝か夜に作成し、切羽詰まってきたら、休日を費やしました。色々な科目を同時進行で作成していくのは大変でしたが、構成を考え、引用文献を探す作業は、修士論文作成の基礎となりました。また、先生方とのやり取りから、考え方や追及すべき点などを学びました。
2年目は1年目の反動で気が抜け、科目が少ないので余裕と思っていたら、修士論文作成とかぶってしまい、後でもっと早くやっておけばよかったと後悔する羽目になりました。
３ 修士論文作成
修士論文作成にあたっては、どのようなデータを用いて何をしたいのか比較的明確だったので、1年目の3月に職場での倫理審査を通し、2年目の7月までにデータをまとめ学会にエントリーし、10月に学会発表、その内容を論文にまとめるという当初の計画通り途中まで順調に進みました。しかし、学会発表準備段階で、職場から指導が入り、研究対象範囲と結果の出し方を変更することになりました。そのため、どうにか学会発表を行ったものの、修士論文については、題目の変更を余儀なくされ、また、当初考えていた結果の出し方が不可能になり、11月頃に論文作成の手が完全に止まりました。そんな中、泉先生に直接会って指導をして頂き、とにかく先に進むしかないと叱咤激励され、年末にかけてのラストスパートができました。
４ まとめ
振り返ってみて、うまくいかなかったことも含めて、すべてが良い経験になりました。反省点として、上記の通り、突然の計画変更等が生じた時に対応できるよう、前倒しで進めておくべきだったと思います。これ以外にも思っていたより仕事が忙しくなったり、家族が順番に感染性胃腸炎で倒れていったりと小さいながらも想定外の出来事がたくさんありました。
これから、今回の修士取得を一つの通過点として、仕事に活かし、さらに研究を進めていきたいと思います。 最後に、泉先生、宮本先生、荒関先生をはじめとする大学院の先生、事務局の方々、ゼミの皆様、そして支えてくれた家族に対し深く感謝を申し上げます。