眞邉ゼミ in 上高地

人間科学専攻 14期生 中島 陽子


 2013年8月17日〜18日の1泊の上高地ゼミ。参加者は、もちろん眞邉先生と村井先輩、M2の高橋さん、M1の榊原さん、佐藤愛彩美さんと中島の6人でした。
 8月17日15時に現地集合でしたが、集合までのそれぞれの行動があまりにも個性的で、でもゼミでの団結した議論では得るものが大きく、とても有意義なものでした。
 個性的な行動についてですが、まず前日の23時発夜行バス(デラックスバスは、一人づつのシートでわりと広かったです)で、眞邉先生は新宿から、中島は大阪から出発し、17日5:00過ぎに上 高地の中の湯バス停で集合。焼岳(2455.4)に登山スタートです。
 ちょっと登山と安易に考えていた2人でしたが、登り始めて早々に、考えの甘さを痛感するぐらい急な登りが続き、眞邉先生は股関節の痛みがでてきたので、痛みに耐えながらの過酷な登山になりました。ですが、快晴の登山道、どこを見ても景色が最高で、眞邉先生のシャッター音が響いていました。


 活火山の焼岳は山頂に近づくにつれて、硫黄臭が強くなり、煙をあげている山頂に9:30 到着。遥か下に上高地や新穂高ロープーウェイまで見渡せ、しんどさも吹き飛ぶようでした。予定ではこ こで昼食…でしたが、場所もなく、時間も中途半端でしたので、下山へ。 乾燥した火山灰に、不安定な石がゴロゴロした道は、登りよりも大変で、何度も滑るように転んで しまいました。そんな中、皆さんより先にゼミがスタート。眞邉先生によるカメラ講義ゼミです。 同じ景色を撮っても、違うんですよ〜(>_<)。最終的に写真の腕はセンスだとか…

 そして、下山ですが、これが本当に大変でした。途中の急斜面の数箇所に梯子がかけられていて、落ちたら…と考えてしまう感じでした。眞邉先生の股関節も悲鳴をあげていました。やっと梓川沿 いの林道に出たのが13:30、田代橋に辿り着いたのが、14:30近くでした。ゼミは15時からの予 定でしたが、昼食がまだだったので、空腹と疲労に耐えかねて、ゼミの皆様をお待たせして、観光 客の行き交う中、田代橋近くのベンチで昼食です。 眞邉先生の準備は万全!!ジェットボイルでお湯を沸かし、お湯を入れるとすぐに美味しいアルファ米、秋刀魚の缶詰、コーヒーにフルーツのデザートまで。


 村井さんも来てくれて、本当に美味しくいただきました。そして、無事に白樺荘に到着。他の方々はというと、村井先輩は、松本からバスで上高地を目指しておられましたが、上高地手前でバスを降ろされ(>_<)…代車に乗り換えて無事に到着。高橋さんは、前日から上高地入り、ゆっくりされたようです。榊原さんは、6 時に車で出発。渋滞もなく、昼ごろには上高地に到着し、信州そば大盛りを堪能後は、林道で2時間の居眠りを堪能されたようです。佐藤さんは、東京からモトクロス風バイクで上高地へ。本当にそれぞれでしたが、夜ゼミの買出しを先に済ませてから、全員集合してゼミ開始です。夕食までの1時間、夕食を挟んで0時近くまで、そして翌日 1 時間のト ータル約 7 時間!! それぞれの問題意識に基づいて、目的、仮説、研究方法など現状を発表。先生か らはもちろんのこと、皆さまからのアドバイスを含めた発言は、それぞれ軌道修正しながら頑張ろうと意を強くするものでした。
 夕食は、「信州サーモンのお刺身」「鮎の塩焼き」など地元食材に大満喫でした。そして夜ゼミは何と2時まで!! ワインに酔いながら、楽しい話をする中で、眞邉ゼミはこうやって団結するんだと改めて実感した時間でした。
 翌日(厳密には、夜ゼミで日が変わっていますが…)は、5 時過ぎから眞邉先生と中島は河童橋 で日の出写真を撮影。肌寒い中、日の出を待ちましたが、雲が多くなかなか良いショットは難しかったですが、空気が澄んでいて、気持ちの良い時間でした。


 10時にチェックアウト、榊原さんは一足先にここでお別れ(途中15kmの渋滞だったようです)。
眞邉先生の股関節は悲鳴をあげていたのですが、ゆっくりなら散策できるとのお言葉を鵜呑みにして(かなり痛そうでしたので、ちょっと後悔)、残りの5人は河童橋から梓川沿いを散策。快晴の中、 心地よい風に景色も最高。そして上高地帝国ホテルでランチ。「帝国ホテル伝統のビーフカレー」は、味はともかく2520円のお値段にびっくり。


 ホテルに戻ってそれぞれお土産を購入して、佐藤さんは一緒に来ていた友人と再会、他はバスターミナルからそれぞれ帰路につきました。

 本当に充実した楽しい2日間でした。2日後に全身筋肉痛に襲われた私は、思いもひとしおです が…。眞邉先生、プロジェクターを持参していただいた村井先輩、お世話になった高橋さん、参加 者のみなさま、お疲れ様でした。ゼミの濃厚さは勿論ですが、美味しさも楽しさも濃厚でした。そして、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
 さて、次の楽しいゼミは何処で〜。





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