資料配布プロジェクトに参加して



プロジェクトの企画から終えるまで
国際情報専攻 12期生・修了 西山 友紀子(同窓会設立準備委員会代表)
 日本大学通信教育部(以下、通教)で行う本大学院の進学説明会で、多くの学生を集めるにはどうしたら良いのか階戸先生から意見を求められたことがきっかけで、この資料配布プロジェクトを企画致しました。毎年数名の通教卒業生が本大学院に入学していますが、私もその一人です。学生がどのように情報収集をしているかなど資料をまとめていた時にこの企画を思いつきました。

 この頃、ちょうど同窓会設立準備委員会で「サポーターズ・バンク」(夏期スクーリングで案内と募集を実施、現在募集休止中)を企画中でした。5月に行った同窓会設立準備委員会の打合せで、オープン大学院では進学相談会を実施する方向で準備をすすめること、 進学説明会やオープン大学院で「修了生体験記」を配布することは決まっており、 既に執筆依頼は済んでおりました。これは入学志願者または大学院に興味をお持ちの方に経験者の声を届け、本大学院のことをもっと知って頂くためです。

 折角ここまで進めたのですから、より多くの人に進学説明会やオープン大学院に参加して頂かなければ良い結果へとは結びつきません。そこで「サポーターズ・バンクを利用して有志を募り、広報活動してみては?」と考え、階戸先生に打診してみました。

 同窓会設立準備委員会とは関係無く、前々から先輩から志願者増に向け問題点や指摘事項を聞いておりましたので、この資料配布プロジェクトを企画することは自然の成り行きだったと思います。サポーター登録は委員会が組織として整っていないので、難しい面もありましたが、手を挙げて下さった方がいたのでほっとしました。

 実際の配布は、教員、職員と学生で手分けして行いましたが、通教の学生も手伝って下さった日もあり、想定外のサポーターに心が温まりました。全5回の配布でおよそ2,700部の資料を配布することができ、過去に実施してきた進学説明会よりも多くの学生が話を聞きに来て下さいました。初めて実施したこのプロジェクトの効果は既に出始めています。来年まで実際に何人が受験してくれるか分かりませんが、通教の卒業見込みまで至っていない学生にも資料が渡っているので、数年かけて効果が出てくるものと期待しております。より多くの仲間が増える事を願うばかりです。

 また、このプロジェクトは単に広報活動だけを目的としているものではありません。参加して頂く事でより多くの仲間と親しくなり、在学生にとっては在学中の学生生活をより豊かに、修了生にとっては修了後も本大学院と関わり続け、教職員、後輩とのコミュニケーションの場の一つにもなります。多くの学友を作ることで修了後も同窓会やオープン大学院など各種イベントに参加し易くなるのではないでしょうか。「一緒に活動する」ことで仲間意識は強くなります。学友はお金で買うことのできない財産です。

 本大学院を世に広めることで外部から盛り上げ、教職員、学生のコミュニケーションの場を作ることで内部から本大学院を盛り上げるためのプロジェクトです。来年はより多くの方がサポーターとして参加して下さることを願います。

 今後この資料配布プロジェクトに限らず、同窓会設立準備委員会または設立後の同窓会のプロジェクト、イベントの状況報告や各種お知らせなどは、電子マガジンまたは現在作成中の同窓会ホームページに随時掲載する予定でございます。各種プロジェクトやイベントに参加、お手伝い下さったサポーターのみなさまに参加状況やご感想、ご意見を投稿して頂き、より多くのみなさまに活動状況を周知して参ります。就学中のみなさまも修了したみなさまもご一緒にプロジェクトやイベントを楽しんで頂けるよう同窓会設立準備委員会は努力して参ります。

 最後に、真夏の暑く忙しい中、そして朝早くからご協力下さったサポーターのみなさまには、同窓会設立準備委員会代表として、心から感謝申し上げます。


資料配布プロジェクトに参加して
国際情報専攻 14期生 小柳 大作
 オリンピック観戦で寝不足が続く中、レポート課題に追われつつも、日本大学通信教育部の学生を対象とする入学関連資料配布プロジェクトに参加してきました。東京湾大華火祭当日だったこともあり、浴衣姿の学生も。多くの学生がスクーリングに参加する姿を見て、また、配布プロジェクトに参加した他のゼミ生と交流する機会を得て、自分自身もより一層努力しなければという意識が高まりました。来年度は入学志願者が増えると良いですね。


われらが大学院は堅き学びの砦
人間科学専攻 14期生 池島 与是夫
 暑き盛夏のおり、本大学院初の試みとして同窓会設立準備委員会がすすめている本大学院への入学及びオープン大学院への参加呼びかけのための資料配布プロジェクトに、初めて参加致しました。
 私は大切な資料配布のため、去る第1期8月1日に水道橋にある本学通信教育学部へと伺いました。当日は、本大学院研究科長の階戸照雄先生を始め、池上清子先生、松岡直美先生、眞邉一近先生、事務課の高井さんが出席され、院生は、国際情報の黒澤敏浩さん、文化情報の山田敦子さん、そして人間科学の池島が参加致しました。

 私が資料配布する担当場所は、夏期スクーリングが行われる法学部10号館でした。相方は、黒澤敏浩さんで、共に大役を仰せつかることになりました。プロジェクトの企画は、夏期スクーリングの講義が始まる前の午前8時から9時の間に、本学通信教育学部の社会人学生のみなさんに本大学院入学関連の資料をお配りし、本大学院研究科のすばらしさを知って頂き、さらに大学院での学びにつながれば、ということで行われました。

 当初は、法学部10号館の正面玄関の外での資料配布ということでしたが、折しも気温はぐんぐん上昇し、暑さに耐え兼ねていたとき、本学の職員の方から、どうぞ中のエントランスで配布しても構いませんよ、との温かいお言葉をいただき、涼しくも快適な中で資料配布をすることができました。相方の黒澤さんとは、事前に資料配布をする位置やどのようにすれば、一刻も早く講義会場へ向かおうとする通信教育学部の学生のみなさんの足を緩めて頂き、かつ快く学生のみなさんに本大学院の資料を受け取って頂けるのか、綿密に打ち合わせをし、緊張の趣で資料配布の開始時間を迎えました。

 初めの頃は、エントランスを通過される学生さんもそれほど多くなく、朝のごあいさつをしつつ、不慣れな手つきで資料を配布しておりましたが、さすがに講義開始の間際となりますと多くの学生さんが通過されました。しかし、そのような状況の中でもほとんどの通信教育学部の学生のみなさんには、本大学院の資料を快く手に取って頂くことができました。中には早速、資料に目を通してくださる方もおりました。とにかく資料配布終了の時間を無事に迎えますと、相方の黒澤さんと一緒にほっと胸を撫で下ろした次第です。

 少しでも本大学院のために何かお役に立てることができれば、との思いからプロジェクトに参加致しましたが、なんとか当初の目的を果たすことができました。それは私なりの小さな試みでもありました。今後も、本大学院総合社会情報研究科に社会人の学びの徒が多く集い、本大学院のますますの発展を願いつつ、水道橋の通信教育学部の学舎を後にしました。


国際情報専攻 10期生・修了 田村健一
 2010年3月に無事に修了したものの、お世話になりました階戸先生をはじめ本大学院のために微力ながらもお役に立てればと思い、今回資料配布プロジェクトに参加させていただきました。
 思い起こすまでもなく、現在ついている仕事でもアルバイトでも資料を手で渡すということをしたことがなく、もう少し要領よく通信教育部の学生たちに説明しつつ、より多く資料をお渡しすることができたのではないかと思い、次の機会があれば生かしたいです。

 配布をしながら通信教育部の学生達を見て思ったことは、私自身30歳を機に他の通信制大学に入学しスクーリングにも通いましたが、その際、非常に孤独というか他の学生との接点があまりない中で講義を受けた時の寂しさでした。ひょっとしたら日本大学の通信教育部は違うのかもしれませんが、やはり、いわゆる全日制大学と比べて学生同士の交流機会は圧倒的に少ないのではないかと思います。

 本大学院もネットを通じての通信制大学院ですが、サイバーゼミは実際に会っているかのような臨場感もあり、集合ゼミ、合宿等で私が通った4年間の大学生生活よりも遥かに多く交流する機会がありました。そしてOBとなった今もこうして本大学院の現役の学生と交流する機会があります。もし可能であるならば通信教育部向けの配布資料を別途作り、交流の機会の多さをアピールできたらいいのでないかと思いました。

 また、私自身本大学院へ入学する際に当時の資料を取り寄せて読みましたが、その際に思ったことは、国際情報専攻では特に何を学べるのかがわかりにくいということがあげられます(もちろん大学院に進学するのであれば、最低限の情報量で自分が何を学べるかを理解できなければいけないのかもしれません。)。来年度から、例えば国際情報専攻には経営・経済コースと国際(関係)・政治コースというコースが設けられたようです。通信教育部には法学部、文理学部、経済学部、商学部が設けられていますので、「法学部を卒業された方には引き続き国際情報専攻国際(関係)・政治コースでより深い見識を得られます。」といった感じで書いてあれば本大学院を選ぶ際の手助けになるのでないかという印象を受けました。

 今後も通信制大学院のトップランナーの本大学院のより一層の発展を願い「資料配布プロジェクト」等を通じて多少なりとも貢献できたらと思います。


国際情報専攻 14期生 黒澤 敏浩(同窓会設立準備委員)
 私は今回池島さんと法学部10号館入り口での配布を担当しました。会社が神保町にあるため、早めに出かけて、配布をお手伝いしました。

 10号館では、既に別の場所で受け取っている方が多かったですが、それらとあわせて、8割がたの方に無理なく受け取ってもらうことができたと思います。(ちなみに、大学院のパンフレットは片方の端に赤線が入っているので、他の配布物と見分けやすいのが特徴で、まだ貰っていない人だけに配るのがとても便利でした。)

 この期間だけでおよそ2,700枚の配布が行われ、既に30名の説明会参加者増につながっているとのこと。ちょっとした努力で母校の基盤を守るのも楽しいことですね。



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