徐州短報(1)
「無事?到着の第一報」

文化情報専攻 11期生・修了 鑑 真子

 昨秋、徐州師範大学に正規の日本語教師として採用決定。
 2月15日朝に日本を発ち、同日夜、徐州空港到着。翌日、徐州師範大学宿舎に入りましたが、まだ冬休み中だったので、キャンパスには人っ子一人見当たらず、宿舎の部屋はエアコンをつけても暖まらないくらい寒くてほとんど眠れませんでした。食堂や売店もまだ開いていなくて16、17日の二日間は殆ど水と飴玉だけ口にして、厚着して毛布にくるまって過ごしていました。誰も来ないし、飢えと寒さで孤独死するかと思って、18日の早朝、ふらふら状態で守衛の李さんに筆談で助けを求めました。国際交流処の所長さんが王さんに電話してくれて、王さんや陳さんや学生たちも冬休みが終わって、今朝、飛んできてくれました。
 パソコンがインターネットに接続できなくて呉先生や友人に連絡できず、皆も心配しているだろうと不安でしたが、パソコンの専門家の人が今日来てくれて、やっと接続できました。日本と通信できるようになって本当にホッとしました。
 後で聞いた話ですが、交流処の管理人さんは内心、私のことを心配していたそうですが、西洋人たちは干渉すると皆嫌がるので、私にも遠慮して声をかけなかったそうです。これも文化の違いですね。他の人はどうあれ、私には遠慮なく大いに気を使って下さいと頼みました。
 来週の火曜日から授業が始まるので忙しくなります。



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