My destination Australia !
−三度目のオーストラリアは東側−
国際情報専攻 4期生・修了 長谷川 昌昭
はじめに
今春3月26日〜4月2日の7泊(1機中泊)8日間のユースフルインフォメーションを。
1 ハンガーブリッジ登頂で外国人観光客の広域誘致策を創案
シドニーと言えば、ハーバー・ブリッジとオペラハウスに近郊の豪州一のブルーマウンテンズ国立公園である。
ハンガーブリッジの別名ある世界三大美港のシドニー湾を跨ぐハーバー・ブリッジ(1,149m)登頂を果した。昨年WPFG へ参画の折に、シドニーで空路乗換3時間を利用、シドニー湾クルーズ舟縁から眺めた橋脚美と橋上の豆粒様の観光客の姿に魅せられ実現を期していた。
このアクティビティに備え宿は、橋へ徒歩10分のThe Lord Nelson Brewery Hotel。
空路もビジネスのQantas航空ご自慢のSky Bed(片道$200別途)で20:45離陸、ディナー後22:00〜翌7:00の到着前朝食で起こされるまで熟睡。着陸8:15 入国手続は、ビジネス客はExpressコースで迅速、宿に10時頃着きEarly Chick in。旅装を解き、早昼食はホテルの前のテラスビュッフェヘで自分の部屋を眺めながら採った後、10分程歩き12:15の登頂コースに間に合った。
豪州最古宿は1834年開業のライセンセドドホテルで自前のビール釀造所を持ち、一階はシドニーベストパブに選ばれた自家製ビールが評判のパブ(1841建造で内部は今どき珍しい砂岩と木の肌触りのアンティーク)、二階は食堂、三階が10室の客室で、今も170年前と同様に営業する歴史的ホテル。改装の手入れや気配りも完璧「あす7時から外壁塗装につき、早朝の安眠妨害や着替えやシャワー時は、ベンキ屋とお客様がお互いに驚かないようブラインドを降ろすように助言します。ご不便に陳謝。」
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The Lord Nelson Brewery Hotel |
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シドニーハバーブリッジ最高点(海抜134m) |
何時も満室とのことで、角部屋のシャワー付き朝食込みの三連泊は2人で617.92AUD(\58,102,-)。
橋は1920年に1930sの世界大恐慌時の不況対策公共工事で1923着工、1932.3.19完成。
建造に9年間、シングルアーチ橋では米ニューヨークのベイヨン橋より僅か60cm短く世界第二位を誇る1,149m。最上部は海抜134m、8車線+電車軌道複線と両端側に歩道/自転車道=14車線、全幅は49m。電車、歩行者、自転車は無料、車は北から市内には3.20AUD。建設当時の通行車両の積算(6,000台/1時間)は、1980s(15,000台/1時間)に予測を超え、大渋滞解消策のSydney Harbor Tunnel(2,280m3.20AUD)は、1992に日本の熊谷組がパイロンを排気塔の斬新なデザインで完成している。
幸運にもこのアクティビティの10周年に遭遇した。40分で歴史に登頂注意事項と酒気検知検査を各人が受検、合格後に専用のツナギ状のスーツに着替え、旅券、貴重品、カメラ、ビデオの総てを鍵付きロッカーに収納、キーは首に吊るす。貸与の帽子・ハンカチと自分のサングラスは総て紐付きピンチコックで専用登頂服に結着、脱落防止。橋上と同一装置の手摺に設置の案内レールに命綱滑車付先端カラビナを装備し疑似体験後に出発。外に出ると観光客は、特異な専用登頂服の一団に盛んにシヤッターを切る。一行10名はリーダー(前後に2名)の仕草を真似て得意気に進む。
外に出ると「オー」と歓声が上がった。それは長さ1,149mの最高部(141m)の真ん中の575m地点上で、目指す登頂最高点の橋頭部は海抜134mの出現でした。
既に命綱滑車はレールと結ばれ安全確保は完了、パイロン最上部でも海抜57mある。
スタートで、橋のアーチ最上部に特設の幅1m弱で腰高の手摺の内側に設置のレールに命綱滑車付先端カラビナを滑らせユックリ20m毎に留まりながら進む。リーダーは注意深く周囲360゜遮るもののない風景の案内を骨伝導マイクで各自に伝える。徐々に高度を上げるので左程の恐怖感はない。下を通る電車はミニチュアの様で可愛らしく見える。距離は約1.5Km程度。頂上で反対側に渡って戻る全行程約2時間弱。カメラ携帯禁止で登頂証明書添付のグループ写真の他に数枚の写真が戻ったら準備されており証明書と2枚は料金込みで、総額ネツト経由で179AUD(\16,700.-)。
爽快感と達成感は自身の健康と気力の自信に繋がる世界一エキサイティングなアドベンチャーを体験出来る象徴的観光名所である。
飲酒検知と雷雨以外は決行。前夜の深酒抑制や長期予報判断が肝要である。料金前払の払戻不可制。運動量は中程度でも相当の緊張感を伴い、遅刻は認めず、ゴム底かランニング靴でビニールや皮底は不可と利用規則に署名後に開始と厳格である。
昨年の訪日外国人は834万人、現政府は観光立国を目指し、観光庁の設置を闡明しており、是非 橋登頂観光ツアー創案は、検討価値がある。
ツアーは開始後今年で10周年にも拘わらず、全世界からの2百万人の集客効果、単純平均でも1日平均5百余は、現在一人170AUD(\15,820.-)としても、設備費、運用資金、宣伝費は、国威向上の観光資源は、世界に誇れる橋梁工学上で著名な瀬戸大橋等やハープ橋の首都高速葛飾大橋、大都市東京と秀峰富士も眺められるベイブリッジ等、候補橋は枚挙に暇がないくらいで絶対大当たりです。検討を提言したい。
ご高尚の首都高速扇大橋のライトアップは一大学生の創案で、車両の振動利用発電装置が、エコと結びつき奏功した具体例であることを想起したいものである。
2 世界自然遺産ブルーマウンテンズ
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Queen Victoria Bldgの世界最大の吊時計 Great Australian Clock (重さ4t 高さ10m 32Karatの金)
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ブルーマウンテンズの奇岩The Three Sisters |
シドニー市民から観光客まで人気の高いシドニーから140km離れた高原リゾート地のブルーマウンテンズ国立公園へレンタカーで日帰の往複(276km)をした。
足はバスや鉄道も趣がある。しかし豪州の広い国立公園巡りは採算的にもレンタカーに限る。1日乗放題247km走って保険最高額含み約1.3万円。
ブルーマウンテンズは、市の中心の西方100km-150kmの範囲にビクトリア州からクイーンズランド州までの分水嶺The Great Dividing Rangeの一部で、世界自然遺産に指定された「グレーター・ブルーマウンテンズ地域」にあり、標高約1,500mの山並みが続く高原の様な景勝地である。エコーポイントから壮大なジャミソンバレーと奇岩スリーシスターズが眺め、ツアー先として人気が高く、ロープウエイ、世界一の傾斜を誇るトロッコ列車などの観光施設も整備されている。ブッシュウオ−キングも楽しめる「大分水嶺山脈」の一部で、峡谷や滝など景色に富んでいる。豪州の滝は、此の度見た範囲では、ナイアガラなどと比べると水量が少ないが高さがあると感じた。道中は余り綺麗な車を見かけなかったのは、東海岸地区以外は洗車はナンバープレートとバックミラー以外禁止、近隣人が市役所へ通報、100AUD罰金で、下水のリサイクルを真剣に検討中と聞いて納得、確か豪州人のシャワーは「湯水の如く」使わず、オージーのシャワーは、概ね3分以内でカラスの行水と知った。
中心地Katoobaは、シドニーからGreat Western Hyw(自動車専用道路)で途中の一部有料区間(2.20AUD)を経て約一時間半。列車は二時間、矢張り、広くゆったりした自動車専用道路を周辺の山波と空の空気が段々と青くなってくるのが解る最高のドライブである。一帯は90種を超えるユーカリやシダ植物からの木精が空気を青くするところに地名の由来と世界自然遺産の意義も感じながら朝日に染まる大渓谷や樹海が望める。途中Wentworth FallsやKings Tablesなどの景勝地にも寄った。
Katoobaは、Hywを左折、直ぐに駅舎を跨ぎ中心街に入る。入口にはブルーマウンテンズを代表するリゾートホテルGrand Old Lady の愛称のある1882開業という由緒正しいThe Carrington Hotelの優雅な雰囲気の建物がある。ここで昼食にスープとクラブサンドイッチを二人でシェアして楽しんだ。各種案内書に一見の価値あるナショナルトラストとあった。開業時はGreat Western Hotelで当時のCarrington総督は、優雅な佇まいとサービスが気に入り夏の間にたびたび訪れたことに敬意表して改名された。
EdwardZ、GeorgeY、ElizabethUなどの英王室関係者はここに滞在した。流石に造りはエレベータ、レストラン、バーに立派な往時を偲ぶ1800s建立プレートが善く磨きあげられ填まっていた。廊下、階段、トイレなどは、今にもシャーロックホームズ出てきそうな雰囲気だった。
奇岩The Three SistersやScenic World巡回バスはある。1時間毎で効率はやや不便、駐車場も近く、車を推奨したい。谷底まで270mの幅720mの渓谷を渡るダイナミックな眺望と床がガラス張りで眼下にKatoonba Fallsを眺めるスリリングなシーニックスカイウエィや世界最大標高差650m、最大傾斜52゜を駆降りるトロッコ列車と鬱蒼とした温帯雨林の散策もお勧めです。
此処Katoonbaの北西10kmの Blackheathは第二の観光拠点との案内にあった。しかし、何の観光施設も無く、只管、ブルーマウンテンズ有数の展望地は、目前の渓谷美を眺め、ただ驚嘆するのみで、癒されてシドニーへ2時間かけて夕日に染まる山々を眺めて帰路についた。
3 終章にかえて
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帰路の安寧とウェルカムシヤンペーン |
豪州は私共の年代は、豪州大陸と学んだ。しかし、十年程毎週二時間のレッスンを共にしている南豪アデレード出身の英語教師C.Venesaは絶対に豪州は島だと譲らない。Continental ではなくIslandだと。大陸の規模ではトップになれず、どうも豪州は島では世界一への愛国心的拘りと穿った。院生諸賢のご見解は?
体感治安は善く、テロにも狙われ難い法的整備と治安要員の質も高く、テロに挫けない毅然とした政治体制堅持は国際的に認知され、未だ大規模テロの標的になってないところに国際情報上からDestinationです。全力で立案の旅程で無事帰国した。
“ 成功には何のトリックもない。私は私に与えられた仕事に全力を尽くしてきただけだ。“
このカーネギーの言葉が好きです。