となりのサイバーゼミ事情
人間科学専攻 6期生・修了 石津希代子
Centraにログインすると、参加者の一覧には、見慣れない名前が、表示されていました。国際情報に文化情報、そして人間科学――、3専攻の方の名前が並び、サイバーゼミはいつもと違う雰囲気でした。2006年、オープン大学院in仙台の「公開サイバーゼミ」は、他専攻の方とのサイバーゼミということで、私は、久々に心地よい緊張感を感じながらの参加でした。
「公開サイバーゼミ」は、第1部で、参加者が自己紹介や研究テーマの発表を行ない、第2部では、実際のサイバーゼミの実演がなされました。私は、福井県からサイバーゼミにアクセスし、第1部において、眞邉ゼミでのサイバーゼミの紹介や、自分の研究テーマの発表を行ないました。普段、他のゼミのサイバーゼミに参加することは、ほとんどありませんし、また他の専攻の方の研究発表を聞く機会も多くはありません。そのため、今回の公開サイバーゼミで、他専攻の方の発表を聞くのは、私自身、とても楽しみでした。
実際に、参加してみると、ゼミによって進行方法が違うようで、発表の時に戸惑うこともありました。また、他のゼミでは、チャットを利用してリアルタイムに意見交換を行なっているということも知り驚きました(本当のところは、チャット機能の存在自体を、初めて知り、驚いたのですが……)。各ゼミで、それぞれ特色があるサイバーゼミを行なっているのだということが感じられました。研究しているテーマも、専攻が違うと、当然ですが内容がガラリと変わり、非常に面白く、話にじっくり聞き入りました。大学院に入ってから、何十回も参加しているサイバーゼミですが、新たな発見の多い体験でした。
2006オープン大学院in仙台の「公開サイバーゼミ」は、会場に来られた、一般の方々にサイバーゼミを公開し、見て頂くための企画の1つでした。しかし、それだけではなく、私にとっても、他のゼミの方とサイバーゼミを共にすることで、他ゼミのゼミ事情が感じられる興味深い「公開」サイバーゼミでした。