3年目の学び

                       人間科学専攻 6期生・修了 柏田 三千代

  

 今年の「オープン大学院」は、この時期とても紅葉の美しい仙台で開催されました。果てしなく広がる山々の紅葉は、緑色・黄色・オレンジ色・赤色と様々に色を変え、その絶妙な配色のコントラストは、私たちに自然の素晴らしさを感じさせてくれます。

 私は「オープン大学院」に参加させて頂いて、今年で3年目を迎えます。今までの「オープン大学院」では、在校生や修了生の皆さまの発表を拝聴させて頂いて、大変勉強になり刺激を受けました。そこで、3年目の今年は「私も発表したい」という意欲が芽生え、佐々木先生を始め諸先生方や実行委員の皆さまから配慮して頂き、「オープン大学院in仙台」で発表させて頂けることになりました。

 発表内容については、修士論文の内容を大学院修了後も考え続けていましたので、まとめ直す良い機会にもなりました。しかし、私は多くの方々の前での発表経験が少ないため「大丈夫だろうか?」という不安がありました。

 発表前日の深夜、お布団に潜り込みながら発表原稿を読み返していました。発表をイメージしながら一通り発表原稿を読み終えると、枕元に発表原稿を置き、祈るような気持ちで眠りにつきました。発表当日の朝、発表のことを考えると「ドキドキドキ」と鼓動が早くなり、しばらくすると高鳴る鼓動はゆるやかに静まり、再び「ドキドキドキ」と鼓動が早くなる、その繰り返しでした。発表会場に到着すると、発表前に佐々木先生より発表についての指導を頂きました。いよいよ発表本番をむかえ、緊張は最高潮に達しましたが、発表が進むにつれて、いつしか高まった私の鼓動も静まっていきました。

 30分間の発表を終え、一番じっくりと話さなければいけない箇所が簡単な発表になり、また、会場の方々の表情を観察しながら自分の発表をコントロールすることが出来なかったことなど、多くの反省点が残りました。しかし、周囲の方々から「発表、良かったですよ」とのお言葉を頂き、例え様のない喜びがこみ上げてきました。オープン大学院の様子3

 私はこの経験を通して、多くの事を学ばせて頂いたと思っています。また、「オープン大学院in仙台」に参加して、新たに学部を超えた方々とも知り合い、私の視野を広げることも出来ました。これから、この経験が生かせられるように頑張りたいと思います。

 最後になりましたが、佐々木先生を始め諸先生方、実行委員の皆さま、このような素晴らしい場で発表させて頂きましたこと、心から深謝申し上げます。

 

 

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