有用論派の代表的な意見は、「幅広い分野、事柄について時代ごと人間の考え方が雑誌という情報媒体の中に凝縮され、これを読むことで我々の人間形成に役立つのではないか。」であった。一方、無用論派の意見は、「インターネットが普及する現代では、情報を必要なときに検索し入手することが可能である。月刊総合誌も電子媒体の情報一つとなり消えていくのではないか。」であった。そのため、論点が「電子媒体」と「文字媒体」となり、結論を導き出すことはできなかった。

　今回の討論から考えると、「月刊総合誌」は我々の社会に存在する情報源であり、雑誌という情報媒体である。情報化社会の中、月刊総合誌、新聞、TV、インターネット等の様々な情報源と情報媒体がある。我々は、この情報源および情報媒体を必要性、入手し易さ等を考慮して自由に取捨選択し、個々の考え方、人間形成の中で活かしていくことが重要なのではないか