国際情報専攻 坊農 豊彦
「修論を追え!」 |
最初のゼミに出席したときに皆様の議論しているテーマが難しく「私が、ここに同席させてもらって、よいのであろうか」というのが最初の印象でした。 私は大阪に在住しているので、あまりゼミには参加できないと思っていましたが、ゼミでは諸先輩や同期の難しいテーマ発表を聞き「君はどう思いますか」という質問に対して答えられない。「これではいけない」と帰路で反省。 「よし次のゼミでは」と知識をつけて望む、でも、やはり難しい、満足いく発表ができずに再び帰路で反省。おかげで、ほとんどのゼミに参加した、そんな繰り返しの2年間でした。
修士論文作成では、資料収集、ワープロのテクニックと論文作成ルールがポイントでした。今までの進捗を振り返ると、昨年、3月より府立図書館や近郊の国立大学図書館(本大学院の学生証にて閲覧可能)にて資料を収集から始めました。資料の収集がある程度できれば、章立ですが、これが、上手くまとまらず、考えれば考えるほど深みに入ってしまい、結局、9月まで章立て作業を要しました。 10月になって、やっと本文着手に入りました。しかし、限られた時間、いかに効率よくやるか、一度深呼吸してよく考えた結果、「技」を使うしかない。そこでワープロの論文作成するための便利な機能が複数あったことを思い出し、その「技」で、やってみることにしました。これが無事成功しました。論文作成の三大機能としては@書式の箇条書き段落番号、A脚注、B目次の三点です。これを習得しておけば、ワープロでする論文作成時間を大幅に短縮できます。(詳細はいずれ近藤ゼミにて発表予定) ここで注意するのが、論文作成のルールです。引用や参考図書の書き方、章、条、項目の付け方、最低守らなければならないルールは論文を書く前にしっかり覚えておかないと二度手間になります。 この便利なワープロ機能を使って12月末にやっと修士論文を完成させました。でも、ここから文書見直しに、とても時間を要しました。これは予想外で、この作業は修士論文試問当日まで続くことになりました。
最後に、とにかく年末から年始にかけて短期決戦型の修士論文作成になり、毎日緊張してばたばたとした日々を送っての完成でした。同期の方々も論文作成の後期になると体調を崩されておられる方を多くお見受けしました。それほど、この作業は大変なものだと痛感しました。 思えば、この二年間の研究で担当教授をはじめ大学院のさまざまな方々に指導をうけ交流を深め、地元の知人達からは励まされて皆様の支援でなんとか修了できた次第です。皆様のことは決して忘れず感謝するとともに新たな研究に励みたいと思います。そう、私の研究は始まったばかりなのです。 |
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