『報告』 オープン大学院
in 神戸 2004
文化情報専攻 3期・修了 戸村知子
今年9月19日と20日に「オープン大学院in
神戸」が開催されました。教職員はじめ1期生から6期生の同窓生と地域の方々が参加。両日をあわせて80名近くになりました。この2日間にわたる企画は、昨年の5月に開催された本大学院創立5th.記念「大学院祭」の縮小版とお考え頂いたら結構かと思います。関西在住の実行委員(4人の在学生)と協力者(3人の修了生)、そして教授・事務課のみごとな連携プレーに加え、 われわれの大学院は社会人の集団ですので、多岐の分野にわたる専門家揃いです。ほんの少しのボランティア精神と旺盛な好奇心をもってすれば、職場や家庭、これまでの生活では体験できない有意義な時間が生まれます。 今回、私は当日の司会をお手伝いさせていただきましたが、楽しくのびのびと参加できました。レポート提出締め切り前の慌しい日程にもかかわらず、在学生中心の実行委員の皆様のあの働きに、ただただ脱帽です。また、個人発表で参加された11名の方々のプレゼンテーションもすばらしく、各人が専門とする分野は違いますが、視点の面白さ、未知な世界を垣間見る楽しさを味わえました。 第一日目には、瀬在幸康総長からご挨拶文が届けられており、実行委員の代読により披露され、引き続き、国際情報の五十嵐教授から大学院の紹介がありました。そして「サイバーゼミ」が開催され、日本各地から計7名が参加、そのうち5名の同窓生が会場のスクリーンに代わるがわる登場しての自己紹介があり、本大学院への進学志望動機などを中心に話されました。途中、回線の不都合もありましたが、事前準備に時間を費やされた成果が見えてくる内容で、大成功だったと思います。カメラの前に座られていた皆さま、おつかれさまでした。また、「<電子マガジン>活用術」と題したパネルディスカッションも登場。私がコーディネータを務めさせていただきました。パネリストは佐々木教授、近藤教授、修了生の橋本氏、江口氏です。電子マガジンの発行に到った経緯や編集の仕組み、さらには今後の展望まで、なかには本音トークも飛び交い、これも有意義なプログラムだったのではないかと振り返っております。続く第2日目には、竹野教授の講演がありました。まさにその時はキャンパスの教室が出現していました。外国人居留地で有名な神戸の街にもふさわしいテーマでの、興味深いお話でした。 このように、「オープン大学院」は、専攻や学年を異にする同窓生がキャンパスを離れた地域で一堂に会し、日ごろの研鑽の結果を披露しあい情報交換を行う絶好の機会となり得ます。在学中のゼミや、また、広く学会活動などでの発表とは異なる自己啓発の場として、このスタイルが根付いていけば、参加者個人のキャリアアップになることはもちろん、地域の方々の知的好奇心を刺激することができるでしょう。<サイバーゼミ>や<電子マガジン>も活用しつつ、今後も多くの地域で展開していってほしいと思います。なお、プログラムの詳細などは「オープン大学院in神戸」のホームページをご覧になってはいかがでしょうか。 |
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