修了記念品贈呈式は和やかに

 

 

                            人間科学専攻 4期生修了 石舘 美弥子

   


 平成16年11月13日(土)、第4期修了生による記念品贈呈式が行われました。穏やかな好天に恵まれ、和やかな開催となりました。

振り返ると、3月の修了式では記念品の目録のみの贈呈でした。その後、修了生で検討を重ねた結果、掛け時計を寄贈することに相成りました。日本大学大学院で学ぶ同胞の『かけがえのない時を刻む時計』です。私たち4期生の思い出を携え、さらにまた新たな時を刻みながら、本学生をいつまでも見守ってくれるよう、この時計に願いを込めて贈呈しました。例年の桜の植樹式から記念品贈呈決定まで慌ただしく月日が過ぎてしまったため、皆様への記念品決定のご報告が遅れましたこと、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

記念品贈呈式では、センター事務局長の開会の挨拶、そして4期生代表の挨拶と続きました。玄関ホール内壁に仮設置された時計の柄がコンクリート壁にマッチし、涼やかな表情を見せてくれました。ご多用にもかかわらず、多くの教職員の方々にご参列賜り、式は厳粛に進行しました。最後に、参列者全員で時計を背に記念撮影をしました。

その後、会議室に場所を移して懇親昼食会となりました。教職員と修了生合わせて総勢13名の参加で開始されました。懇親の席では、お弁当をいただきながら列席者全員の近況報告会となりました。修了後もますます活躍されている同窓生の話は大変興味深く、それぞれの分野で活動している専門性の高さに感銘を受けました。また、各専攻の先生方からの含蓄ある話に引き込まれ、時間の経つのも忘れるほどでした。諸先生方の話をリアルタイムで聞ける贅沢な時間を存分に味わいました。加えて、いつもお世話になっている事務の方々の話から、縁の下の力持ちとして日々学生に関わっている暖かさを感じました。和やかな雰囲気の中で1時間30分の昼食会が終了し散会となりました。

今、2年間の学生生活を振り返り、改めてこの学び舎で勉強できたことを誇りに思います。社会人学生として繁忙を極めながら無事に修了できたのは、教職員の方々をはじめ周囲の皆様の支援なくして考えることができません。『通信制大学院』は、実は『通心制大学院』なのだと言われるほど、丁寧で心ある密な指導を受けることができました。さらに、修了後も尚、同窓生、研究生、科目履修生として本学と関わりを持てることに大きな悦びを感じます。

 修了した3月に同窓会世話人の役割をいただいたとき、「私にできるだろうか・・・」と不安に思いました。けれども、今、記念品贈呈式という大きな行事がひとつ終わり、実感しているのは『携われて良かった』です。担当の竹野先生の細やかな心遣いに感謝するとともに、各専攻から担当した4期生同窓会世話人3名が協力し合い成しえたことだと思います。このように、専攻を越えて同窓会の仕事ができるのは本当に幸せなことだとつくづく感じます。

最後に、第5期生の修了も間近に控えて、本学の修了生の輪がますます大きく拡がることを祈念してやみません。