久々、三宮の駅の前に立つ。(平成16年9月19日)ここに来るのは、地震があって以来!
少し歩いてみる。あの時の風景は勿論無く、人は、忙しそうに歩いている。
今回は日本大学大学院のオープン大学院で始めて修士論文を発表する。
私も忙しそうに歩く。この三宮の風景の一部となって。
ちょっと詩を口ずさんでみる。
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ビルが傾いた三宮の街並み |
【神戸にささげる詩】♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
みんな忘れていない。あなた方が居たことを。
みんな忘れていない。あの時の風景を。
将棋倒しになった三宮のビルたち。
戦場、爆弾が落とされた後の町並みに似た長田区。
崩壊した神社や家々。
瓦が無くなり、青いビニールシートを掛けた家々。
そこに人々が居たことも。
みんな忘れていない。 |
焼け野原になった長田区 |
だから。
あれから、人が困るとき、人が集まって助けるようになった。
ナホトカ号の重油流出。
豪雨の福井、新潟。
ボランティアという鍵を得て。
この鍵は君がくれた。
多くの犠牲の中。
この鍵は日本を越えて海外でも使われる。
台湾の震災に。
そして、トルコの震災でも。
色々な所に広がって。色々な人の心の扉を開く鍵となって。
みんな忘れていない。あなたのことを。
みんな忘れていない。あなたの街を。 |
震災時の神戸市役所 |
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夜は、大学院の方々との懇親パーティーの後、久々、神戸の素敵な夜景を探索しながら小道を歩いた。
西洋風の小粋に歩ける街並み。
現在の神戸。
ちょっと心を横たえて、頂く洋酒。
地震の前を思い出す。
この辺で時々、飲んだっけ!
人は強い、色々な障壁を乗り越えていく。
でも、足を縺れさせて歩く僕は酒に弱いな!
オープン大学院という知性が集まる場を提供してくれた神戸に感謝しつつ、ベッドの中で、明日の論文発表での緊張の自分を夢みて眠る。 |
現在の神戸 |
オープン大学院in神戸の風景
今回のOPEN大学院を準備下さった方々、本当に有難うございました。
(平成16年10月10日)
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