国際情報専攻 米山 正子
 

      「情報の利用価値」

       

   


 情報は適切かどうかでその人にとって使用価値が決まる。月刊総合雑誌は情報源のひとつであるが、次の二つの理由からそれは無用と考える。

1、情報は時間と共に価値が減少する。世界規模で速報性が求められ、受け手にとって情報に基づき日々対応が必要な今日、月刊ではあまりにも遅すぎる。例えば締め切りの都合で、選挙結果や大臣の組閣の発表にしても一月遅れや見当違いの予想では、残念ながら陳腐になってしまう。

2、情報源の中でも月刊総合雑誌は他のメディアと比較して、受けるのに時間と努力が必要である。テレビの様に受け入れ易くなく、新聞のように短時間では内容の全体把握がなし難い。読者のレベルを新聞・週刊誌等より高めにおく為か、論客の難解な主張は情報内容の理解に時間と努力を求めてくる。

以上から私は月刊総合雑誌を無用と考える。