国際情報専攻   小坂 和幸
 

      「 近藤イズム、学生を洗脳」

       

   

ディベートをするという点を全員に周知徹底した。

 全員の発言の根拠を掌握するとともに、重要な論点を皆に周知徹底し、議論を発展させる素地を作るよう着意した。

 自由討論の際には話したい方に所論を主張してもらうようにするとともに、一言言いたいのだが発言するのは・・・、という方がいた際には優先して発言してもらう点に留意して司会進行をすすめた。

 有用論派が終始優勢であった。近藤先生のおかげで月刊総合雑誌を皆さんが読んでいるせいか、本心から無用論派の方でもなかなか有用論派の論拠を崩すことに成功しなかったように感じた。

 司会として中立を守る立場にあると当初考えていた。議論が有用論派に優勢となり、ディベートとしてバランスを欠いている状況にあると考えたので、少し無用論派に加勢した発言を行い議事を進めた。しかし議論のバランスは変化しないため、劣勢な方に更に肩入れしてバランスの回復に努めた。それでもバランスが変化しないところで終了時間となった。

 全員の発言を行っている際、議論の途中で本当のディベートのように「作戦タイム」を作って有用論派、無用論派の方々それぞれに集団として対抗する機会を作るべきか否か迷った。不肖小生も近藤イズムに染まったせいか、優勢派が有用論派なのでそこまでするのはいかがなものか、と感じたので「作戦タイム」を設けることはしなかった。