国際情報専攻  建宮 努
 

  「執筆人選、論説傾向、広告クライアント、株主から情報の色を見る

       

   


 総合情報雑誌は有用です。その理由としては、出版社というメディア工場を取り囲む利害関係者どうしのパワーゲームの意向についてうかがい知ることができるからです。

 この色は、社会的な事件や、広告クライアント、株主などに大きな影響のでない事件については、はっきりと出ませんが、各雑誌のレギュラー広告を出しているメインクライアントや株主に影響のある記事になると、はっきりと出てくることがあります。方法としては巧みに多くの記事の中にそのような記事をまぜてくるというのが一般的でしょう。

 海外では、メディアを手に入れることは企業活動を有利に運ぶための鉄則と見られています。メディア王と呼ばれる人たちによるメディアの買収の歴史がそれを語っています。

総合情報雑誌は、露骨にはその素顔をみせません。読み込むことではじめて裏に潜むパワーゲームの意図を考える知的な刺激物であり、この点で知的に有用だといえるのです。