国際情報専攻  伊部 雄一朗
 

    「 月刊総合雑誌の必要性」

       

   

 
 まず始めに月刊総合雑誌はスピードに欠けるという重大なマイナス面があるもののその他では長所の部分が大きいと思います。

 まずは価格の面ですが、新聞1ヶ月あたりの値段と週刊誌1ヶ月あたりの値段では月刊総合雑誌のほうが買い得感があります。

 次にスピード性に欠けるという欠点ですが、この問題に関してはスピード性を必要とする分野は、インターネットやテレビ、新聞などを見ればいいだけのことで、スピードを必要としない連載記事や自動車や音楽業界など、Tヶ月単位で十分な分野も数々あると思います。また1ヶ月待つという楽しみもでてきます。1ヶ月という時が作る側にとっても完成度の高いものにしてくれると思います。また読むがわにとっても1ヶ月かけて読めばいいのだからゆっくり考えて読む事ができます。

 仄聞する中央公論の売上げ部数は私にとっては驚異的ですらあります。いつの時代になっても総合雑誌というのは必要だと思う。必要性があるから現代になっても中央公論、文藝春秋、諸君、月刊現代などの数々の月刊総合雑誌が残っているのではなかろうか。