現代は情報化社会である。インターネットというリアルタイムでキャッチできるメディアがある。アクセスすれば知りたい情報は簡単に手に入る。デレビという映像によるメディアもある。政治討論、政策も映像でわかりやすく伝えられる。新聞という活字によるメディアもある。朝刊や夕刊などの活字から情報は日々得られる。いずれも速報性、情報量、内容など、優れたものを持っている。

　それでは、月刊総合雑誌はどうであろうか。リアルタイムにキャッチできるのではなく、映像で伝えるわけでもない。活字による情報とはいっても日々得られるものではない。速報性、情報量など他の情報提供媒体と比較しても月刊総合雑誌は劣ってしまう。

　このように、インターネット、テレビ、新聞など新しい情報を素早く得ることができる現代において、月刊総合雑誌の必要性を考えてみると、現代社会に与える影響は以前と比較して弱く、人々にとって必ずしも必要なものではない。

　政策の提言、ドキュメント、連載小説などの「幕の内弁当」型雑誌は、この情報化社会の中では無用な雑誌である