「サイバーゼミに参加して」

 

 

                             国際情報専攻 5期生  坊農 豊彦
    

 

 

 

 

 

【サイバーゼミ】

 

本研究科の特長のひとつにサイバーゼミがあります。自宅にいながらパソコンを使い映像・音声にて講義が受講できるインターネットを利用した教育システムです。

 

サイバーゼミを受講する準備として、大学院より貸与されているパソコンとCCDカメラ、ヘッドセットの一式を用意します。あとはパソコンを自宅のインターネット回線に接続して、パソコン画面の大学院メニューの「サイバーゼミ」アイコンをクリックすると、ログイン名(ID)とパスワードを正しく入力(個人認証)できればサイバーゼミの世界へログインできます。

 

サイバーゼミを受講する手順として、あらかじめ主催者から電子メールでテーマと日程が通知されるので、参加希望したければ、電子メールで返信して受講登録してもらいます。

そして、いよいよサイバーゼミの当日、決められた時間にパソコンよりログインに成功すれば受講者の名前が表示され、次々と皆さんの顔が小窓で表示されます。

 

このようにサイバーゼミの利便性は、パソコンセットとインターネット回線に接続する環境さえあれば世界中のどこからでも利用可能です。

 

【モバイルから参加】

 

平成1510月、近藤ゼミ03年度第5回(通算13回)サイバーゼミが開催されました。私は大阪(自宅)より参加表明しましたが、当日は仕事で東京に出張になりました。サイバーゼミの開始は21時です。19時に仕事が終って品川駅から新幹線に乗っても新大阪駅到着は22時になります。そこで街中で自分の所持しているパソコンからインターネット接続できないだろうかとWeb検索サーチする。キーワードを「ISP モバイルPC」で検索すると「ホットスポット」というサービスを発見してよく調べると、なにやら使えそうです。

 

 「ホットスポット」は、街中の拠点に無線のインターネット(ブロードバンド対応)アクセスポイントがあり、都内を中心に全国規模で接続ポイントにあるようです。主な接続ポイントは、ホテルやカフェ、ファーストフードを主力としており、都内では広範囲に点在しているようです。

 

「ホットスポット」を利用するには、所持しているノートパソコンに無線LANカードを装着して、接続ポイントのエリア内にてダイヤルアップ認証すれば簡単にインターネットへ接続できます。これならサイバーゼミも可能だろうと思ったので、出張の当日に軽量ノートパソコン一式(無線LANカードを装着)をカバンの中に押し込めて新幹線に乗り込みました。

 

当日、仕事が終了したのは20時でした。自宅に帰るのは断念して接続サービス会社のホームページを見て最寄りの接続ポイントを検索したところ、品川駅近郊でヒットしました。いよいよ作戦実行です。急いで出張先の青物横丁駅前から東急線の電車に乗り込み、品川駅へ向かいました。

 

品川駅に到着して周辺を見ても落ち着いてサイバーゼミができる場所がありません。周辺を歩き回って結局、ホテルのロビーですることに決意しました。ロビーの片隅でパソコンセットを広げ、急いで接続すると見事にインターネットに接続され感動です。しかもサイバーゼミへもログインできてホッとした次第です。

 

【終わりに】

 

このようにサイバーゼミに参加すると、遠方の方々でも気軽に講義を受講でき、とても便利な世の中になったと実感しました。またゼミで得る知識以外にパソコンやインターネットを使ったデジタル技術に慣れ親しむのには、とてもよい体験なりました。皆様も進んで参加されたら如何でしょうか。サイバーゼミでお会いすることを楽しみにしております。