総合雑誌は、私達に、世の中の諸問題を活字により認識させてくれる良き手段であり、また、エッセーや小説などもあり、時には投稿も可能な夢も与えてくれる知性の総合デパートと言える。
総合雑誌には、右派左派中間派があることが明確であり、自分の思想と共鳴する内容を読むこともできれば、三派それぞれを読むことで自分の考えを確立する事もできる。雑誌に掲載されている方々は、大学の教授、政治家、言論界の方々等、日本の中枢に近い位置に居る方が掲載しており、読者が政治家でも大学の教授でもなく、サラリーマンでも八百屋でも主婦であっても、山間部や離島に住んでいても、総合雑誌を購入できるところにさえ住んでいれば、何時でも日本の中央の知性と出会え、その知性で得た成果を選挙により反映することも可能である。
活字は、テレビ等のビジュアルに対し想像力を与えてくれる点で勝り、歴史の証人として世相を後世に残す役目も担っている。
総合雑誌は、田中角栄のロッキード事件を暴いたように、権力にも動じないそれこそ「ペンは権(権力)より強し」である。
|