創立五周年記念 大学院祭について

 

                                            国際情報専攻 4期生 長谷川 昌昭

 
1 瀬在総長の挨拶

 定刻の5分前に実行委員長の開会宣言に始まり、瀬在総長からは、立派な研究施設に素晴らしい教授陣を備えて優秀な学生を求める三大目標を掲げて世界に通じる新しい知識を吸収・研究する大学院が設置されて、五周年であり、米国には、確か600以上あり、日本では、未だこれからということだが、その先鞭を飾り、将来の発展へ向けて、資金をも投入し、社会的、学術的に発展するとの趣旨の自信に溢れ、余裕に満ちた、力強いご挨拶があってスタ−トいたしました。
 このご挨拶は、自分の選択と決断で、この大学院に決めたことが正しかったことと今後の研究に緊張感と期待感を抱くと同時に厳しい自己管理と自己責任を改めて、決意させられました。

2 日本国際情報学会の発足

 引き続き、同学会の発足式が行われて、五十嵐教授の副会長としての開会宣言・近藤教授の会長挨拶・小松教授の顧問挨拶・最後は副会長乾教授の閉会宣言で初総会が閉幕した。
 途中に審議事項の議案は、やや紆余曲折はあったものの議了となり、前々職時代の総会屋の介在した所謂「荒れた総会」から、前職時代の「開かれて総会」などと比べれば、初総会として120点と思います。
 私は、去る3月米国アナハイムで経験したSCIP第17回2003 年総会とも、比較して、初めての総会である点からも、発起人を始めとして、この総会を立ち上げた方々の御労苦とその出来栄えは十二分で、今後の発展と将来への期待が感じられました。

  撮影・日大新聞 和田裕貴氏

3 個人発表

(1) 発表の要請

 去る4月4日に「時事問題を語る会」の落合仁子さんから要請がありました。それは、丁度米国アナハイムでのSCIP2003 総会に4日間参加後し、その帰途に半月余を米西海岸とハワイのマウイ・オアフ島で過ごして帰国10日目で、留守中の3紙・3誌や書簡と内外からのMailと格闘中でした。

(2) 題目の選定と準備状況

 何度か、大学祭の準備中超多忙な時期に村上 恒夫さん・落合仁子さんから貴重なご示唆をいただき次の課題に決定し、準備に取り掛かりました。
「自分の身は自分で護る海外旅行」

1 湾岸戦争からイラク開戦までの諸情勢
2 September Elevenは東京地下鉄サリン事件の教訓が活かされた
3 危機管理−21世紀の喫緊の課題
4 米国人気質の一端と交遊抄−本大学院生の交友関係
−アロハスピリッッやミネソタナイスなど
5 渡航上のユゥスィフルインフォメイション
  −情報の共有・お勧めアクティヴィティなど−
  Q & Aに7分間程で対応すること。

(3) 協力の要請と支援

 外務省は「自分の身は自分で守る海外旅行」と銘打ってキャンペ−ンを行っており、私は当初「自分のことは自分で護る米国個人旅行のコツ」との構想でしたが、各方面からご示唆やご指導をいただきながら、協力と支援を得ている段階から、『知識は力であり、自衛は手段である』との思いから、「自分の身は自分で護る海外旅行」との題名であれば、個人発表の場が所沢校舎と決定したことをも踏まえれば、周辺に御住まいの方々にも注目され、大学院祭の集客効果に寄与可能との判断から決断しました。果たせるかな当日は、三組のご夫妻とお一方の七名が海外旅行の情報が目的でしたと終了時告げられ、やや期待に応えられて安堵しました。
 流石に外務省は、対応が早かった。院祭発表の応諾後の1週間後に電話で趣旨をその筋に説明し、直接出向いたり、Faxなどで数回の折衝の末に領事移住部の高木亜未子様から、当方が要求した、外務省発行の資料の活用目的が理解されて、要請した資料三組165部の支援の応諾の返信Faxが15日に届き、18日の受領となり、大学院祭へのご理解とご支援が得られました。
 当然 配布資料は袋に封入し配布するところから、協力要請をNW航空の空港広報・顧客サビ−ス部へ依頼したところ、快諾されあの赤いNW航空の資料入れが実現し、最近の米国案内やイチロ−・ブ−ムのシアトル観光資料の提供もいただいた。

(4) 現物展示のビジュアルなプレゼンテイシヨンへ
   聴衆からの関心を集中させて、傾聴・注視していただくアイテムとし、
  ア 1991年3月から渡航の都度ソット忍ばせている「命金」$20現物
  イ パスポ−トと航空券の現物とコピ−3組
  ウ ホワイトハウス見学記念の爪切・フル−ツナイフキッド
  エ 「海外で病気になったとき」とA Useful Handbook for Medical   
    Emergencies−すごく役立つ英会話− −急病のときの「安心」対話集−海外旅行
    診察パスポ−ト
  オ ロックチェ−ンとハンドキャリチェ−ン

 などを現物を提示・展示して、活用上の効用を「ホ−ルド・アップ対処法」「パスポ−トや航空券紛失時の迅速な再交付方法」「実体験を基に湾岸戦争直後とイラク開戦翌日の米本土内の厳しい空港検問の実態」「万が一病気になった際の緊急英会話法」「置き引き防止法」など動作を交えて、説明したところ、ア イ エ に特に関心を示された感触を得ました。

(5) 配布資料等

   配布資料は以下の5種類 8点
  ア 海外安全 −海外旅行のトラブル回避マニュアル− 虎の巻 
    外務省発行109頁の小冊子
  イ 海外安全情報サビ−ス
    外務省発行 16頁のパンフレット
  ウ 海外で困ったら
    外務省発行A4大の見開きパンフレット
  エ 海外旅行診察パスポ−ト
    急病のときの「安心」対話集新東京国際空港公団発行B4大の見開きパンフレット
    これが極めつけの優れもの通訳不要
  オ ユウスィフル・アクテイヴィティ参考資料

 カパルア・ヴィラとNW発行のもの二組三種類にラッキ−賞として、10名  様限定で、資料配布袋にランダムに世界の超一流ホテルのボディ・ロ−ション、シャンプ−・リンス、バスソ−プ、ボ−ルポイントホペンなどのアイテムを『ご聴聴に感謝申し上げます。本日ご来場の方々の中から10名の方々へ、ここ一両年旅先の止宿先ホテルのアィテイムをラッキ−・ポゥチとしました。それぞれは、先週試してみましたが、お好みに副わなかった場合は、どうか ご処分下さい。』のメモと共に忍ばせました。
 終了時にラッキ−・ポゥチに当たった方からは、「NYヒルトンが当たりました。NW航空のバッグととても善い土産です。ダウンヒルバイク是非私も試したい。」との反応がありました。

4 個人発表の要旨

 開始時間が、大学院祭本部の指示で定刻を15分経過後に始めたことから以下の項目について1 2 3 は概要に止め、4 5を重点に実施しました。
(1) 湾岸戦争からイラク開戦までの諸情勢
(2) September Elevenは東京地下鉄サリン事件の教訓が活かされた
(3) 危機管理−21世紀の喫緊の課題
(4) 米国人気質の一端と交遊抄

 につきましては、米国女子高校生をホムステイで21日間受け入れ体験や米国個人旅行体験に基いたりして、アロハスピリッッについては、我が小松ゼミの阿佐美高志幹事の結婚20周年ハワイ旅行を私の旧友であり、去る3月23日にも旧交を温めているChief of PoliceのLee D, Donohueとの表敬訪問状況やミネソタ・ナイスについては、ミネソタ・ナイスの意気軒高なジェシ−・ベンチュ−ラ米ミネソタ州知事との出逢いとNW航空はCEOからお出迎係まで「ミネソタ・ナイス」で、州民の心意気の伝統は1955年にミネソタ州セントポ−ル市は姉妹提携都市のトップ締結を長崎市と結んだことや、現在国内1475市が提携中などを紹介しました

(5) 渡航上のユゥスィフル・インフォメイション−

 につきましては、平成10年1月('98)と平成15年3月(2003)の二回体験済みのMauiの Downhill bikeを紹介したところ、終了時に聴衆から世界唯一の情報に感謝と反響があつた。
 それは、標高3,055mの富士山に匹敵の頂上から海岸までの76Km(東京〜小田原間)をマウンティンバイクで降下するスポ−ツてす。 夜中の 2時30分にホテルからピックアップされて、夜食・朝食・昼食付で $120の Maui Downhill "Volcano Rider"の紹介、自転車のペダルの足元に島間航空のジェット機(高度2,500m)を見下ろせるのは、世界唯一の感激。PGA恒例の年初に開催のメルセセデス・ベンツ・チャンピオンシップの舞台であるThe Kapalua Villasa Mauiやリッツカル−トンの精神に、ハレアカラ国立公園の米内務省国立公園管理部特別司法警察職員 Park Ranger,VMRPKerry A. buck 氏との交流が、奇遇にも同人の叔母が東村山在住であったことなどと、あのSeptember Elevenで崩落させられた、TWCの屋上は110階建ての 442mの摩天楼の屋上に相応しく、相当な恐怖感のあるところだが、自己責任の米国は手摺りの高さは1,2m程度であることなどを紹介した。
 それに加えて、情報の共有としてお勧めアクティヴィティなどとして−楽園への架け橋セブンマイル・ブリッジ・ドライブ−
海の上を走る一本の道が「オバーシイズ・ハイウエイ(海を越える道)」と呼ばれている道で、アメリカの国道1号線R#1の終点近くにあり、何とセブンマイル( 正確には6,79mile〔10,86Km〕丁度東京駅から大森駅までの距離) の真直ぐな橋です。この橋はフロリダ半島からキー・ウエストを繋ぎ大西洋とメキシコ湾とを二分する約五十の小さな島々を結ぶ長短四十二の橋の一つです。『世界一美しいハイウエイ』と言われているだけあって、その抜群な眺望であるフロリダ・ブルーの大西洋とコバルト・ブルーの空やヘミングウエィが1931年に来島して以来のこよなく愛した6本指の猫のこと、その子猫は現在でも4年先の子猫まで、ウエイティングリストにあることなどをビジュアルにプロジェクタ−でスク−リンに投影した。時間と価格を具体的に比較し、聴衆の方々の理解と納得を得易くしました。
 それは、マイアミとキーイ・ウエストの間の距離は、約250Kmで、新幹線なら東京から浜松間の距離とほぼ同じ、新幹線の料金・所要時間は大人一人で\8,070の一時間半で、マイアミ国際空港で、朝九時にレンタカーを借りて、セブンマイル・ブリッジを渡り午後1頃にキーイウエスト島に到着し、島を巡って観光・昼食後に島の空港で夕方五時に無給油返却の乗捨料金・走行距離無制限・保険は最高額・6ヶ月以内の新車指定でハアーツーのレンタカーは、フォドアセダンが、二人で乗って\16,890でした。
 その他にも航空関係者でも珍しいしいう、夏場の過電力消費で停電事故による手書きの航空券なども展示・説明に供した。
 AmtrakについてAmtrakは、皆様ご承知の通り、アメリカで唯一の全国規模の旅客鉄道組織で、正式名称は、National Railroad Passenger Corporation.です。 Amtrakは通称、AMerican,TRavel,trAck,の三語を元に広告代理店が合成した言葉。私企業ですが、株主は米運輸省で理事会(重役会)9人のメンバ−の内で大統領が5人を、運輸長官が2人を任命し、実権は、連邦政府が握っており、その業務は、45州の500以上の都市を結ぶ中長距離旅客列車の運営・機関車や客車等の車両と一部の旅客駅設備を持ち、これに関連の職員がいる。鉄道線路は、ボストンとワシントンDC間以外は所有してなく、既存の各鉄道会社(貨物列車だけ運営)と契約し、その路線にアムトラックの車両で運営している。他に大都市近郊の通勤輸送、都市郵便施設間での小包等の郵便物輸送等です。
 この乗車体験により、98'サンフランシスコ〜デンバ−(正確にはサンフランからエミリイバレェ間連絡バス)2,263Kmのカリフオルニァ、ゼッファ−号は、一番人気路線や91'と98'NYとDC間の365Km($120)に今回のボストンとNYの間の369,6キロ($185)の3回とも、First Classは十両程の編成に一両のみのことなどと具体的に比較しての距離の東京〜岐阜羽島間369,3Kmで\15,290(G料金含み)で四時間です。
 しかも 安売りで有名なH社の広告でさえもボストンとニュ−ヨ−ク間は、座席指定なしで、赤帽不足(不足してませんでした、待機しており到着時に赤帽が車内まで来るので待ちなさいとのアドヴァイスがありました。)で手荷物は自分で、との旅行方法の契約約款で\50,000と掲載ありましたので、自分で企画の旅の効用と経済性を説明したところ、H社に以前勤務していた女性から、正確無比と指摘されて、大変驚きましたし、具体的社名を提示しなくてよかったと思いました。

5 素晴らしかった実行委員会の方々

 大学院祭の一端を担わせていただき、心から感謝申し上げますと同時に、私の狭い範囲で把握しました素晴らしい取り組み姿勢を他の参加出来なかった院生の方々や電子マガジンの読者の方々へ紹介したいと思います。

(1) 来賓、教授の先生方、そして参加者や実行委員会スタッフのプ−ルカ−ドについて色別と大きさ別に峻別されており、前述のSCIPの国際年次総会と比較しても遜色のないもので、発案・企画・準備の方々の優れた感覚と準備のご労苦に敬意を表します。
 今後の問題として、国際的な色彩のプロトコ−ルやスピ−カ−やゲストそしてパネラ−によって文字の大きさや日大校章との構図や色彩も検討されればと思います。
(2) 積極的な来場者対応態度と応接言動について
 二流のセミナ−や倒産寸前の企業等の受付やスタッフのアプロ−チは、時としてお喋りや「わかりません」という場面に遭遇することがありますが、今回の大学院祭の関係者は、総てのスタッフがクイック・アプロ−チに徹して、爽やかな会場運営に腐心していることが窺え、関係者の方々の献身的努力に支えられた院祭でした。
 ただ参加者にご高齢の方があまり含まれていないようでしたので、懇親会場は、時間的にも椅子は不要なのが、グロ−ウバル・スタンダ−ドかとも感じましたし、立食の懇親会場は、国際的には、Keep distance of 5 feet from table when you were eating.とかも言われますので、机の周辺は食物や飲み物を取る方々へのスペ−スを空けるのがマナ−に適い、テブ−ルに群れて、食べながら張り付くのは国際的にもまた他人への配慮や会話や出逢いを楽しむスタイルに程遠く なるのではないかと懸念されますので、次回には椅子無しで、食べ物のテ−ブルからは距離を置いてのご歓談をと事前に掲示でもすれば如何かと思います。
(3) ご家族総動員態勢の大学院祭スタッフについて
 私の知る限りでは、村上 恒夫さん・情野 瑞穂さんはスタッフとし、また聴衆として、ご家族までも総動員されての参画には、感服しました。自分は25日の午前中のみのアシスタントスタッフは恥ずかしい限りで、特に とっても感心な良く 気の効く、まめに立ち働くスタッフと思っていたのが、実は村上さんの奥様であり、私は平成13年8月にフロリダを訪れた時に、家内はフロリダのコンチネンタルマイアミホテルのコンシェルジェが、休み無く立って何時も客の応対をするのに感心し「何時も立って休まず働いていますが」と言ってくれと言われて、伝えると「My pleasure」と応えられたのを思い出しました。ご家族の方々の献身的なご支援に重ねて御礼と敬意を表します。
(4) マナ−の善い日大記者
  個人発表の会場を担当された和田記者さんは次の点で素晴らしかった。
  ア 発表会場では、スピカ−やゲストの邪魔をしない静かな姿勢を貫いていたこと
  イ 会場では最初のシャッタ−直前に目礼のような動作をなさつたこと
  ウ カメラとメモの動作も静かな気配りの適った動作であったこと
  エ インタビュ−の際に名刺を直後に直ぐに届けたこと
 など素晴らしい対応でした。キット次号日大新聞の紙面を飾ることと期待しています。
 以上感じたことを率直に申し上げただけで、勿論 新聞学については、素人ですが、前々職時代に警視庁広報課No2の課長代理の職の経験があり、多くの記者さんとご交誼を結んだこともあります。

6 謝辞

 今回の大学院祭の個人発表にあたりましては、次の関係者に大変にご理解とご支援をいただき、初期の目的を達成出来まして、厚く御礼申し上げます。
(1) 外務省領事移住部邦人保護課の事務官の高木 亜末子様には、多種多数の資料の提供や情報等の便宜供与について
(2) NW航空会社広報部の空港広報・顧客サビ−ス部長の高橋 雅治様には、大切な資料を封入する御社の顧客用袋と情報提供について
(3) ヘルプデスクの八代さんと荻野さんには、ビジュアルな発表のスライドショウの技法等のバソコン技術のご指導について
(4) 近藤教授・小松教授・竹野教授の諸先生にはそれぞれの段階でご示唆とご指導をいただきました。ありがとうございました。
 その他に、家内には膨大な配布資料の封入・運搬支援や娘裕理には、極めつけの優れものと聴衆から評判の「海外旅行診察パスポ−ト−急病のときの「安心」対話集−新東京国際空港公団発行B4大の見開きパンフレット」の発掘・収集等の手配、息子昌美には、米国訪問州別図のパソコン取込みなどで世話になったことを付記させていただきます。

7 教訓の抽出

 時事問題を語る会の落合さんから、4月4日に個人発表の要請があって、準備を始めてから発表までに、A4版に1200字で52枚の発表用原稿を各方面から、資料を収集しながらの作成過程では、折衝や調整そして資料の収集とプレゼンティション技術や世界旅行情報と世界情勢の時宜的なものへの関心などと多くを研究させていただいた。この教訓を次のステップへと継続する所存です。どうぞ 忌憚のないご叱正とご指導をお願いします。
 「成功への道はあなたと共に」ロリィ M,ノ−トンの言葉です。
 ご承知の方々も多いとおもいますが、彼女は米GEの副社長でGEファナックの社長兼CEOです。彼女の祖父母はアイルランドからの移民でした。
 私が信望するadageは「計画・実施・評価」ではなく「計画・実施・調整」こそが、成功への道で、それは常に「成功への道はあなたと共に」と言うことだそうです。同感です。

参考

* 本文中の記載や国際情報学会総会でSCIPということを私は発言していますが、簡単に紹介させていただきます。
 SCIP(Society of Competitive Intelligence Professionals・競争情報専門家協会)は、CI{Competitive Intelligence(競争情報)}専門家の知識技能の向上及び相互の連絡交流を助成するとともに、最高倫理の基に、プロフエッショナルなCI専門家の養成を目指して、1986年、米国バ−ジニア州アレキサカドリアに本部を置いて設立され、その会員数は、7,000名を超え、参加国は世界50ケ国に及ぶ大規模な非営利団体です。
 日本では、平成13年4月に前田健治前警視総監が代表としてSCIP JAPANが設立され、平成14年4月にNPO法人の認証を受け、我が国では、SCIP唯一の非営利団体として、正式発足し、私もこの時期に正式会員となり、米国本部からJuly 2,2002に会員登録が公認されて認証書が送付されました。
私は、去る3月米国アナハイムでの年次国際大会にRepresentativeで参加しました。
 「情報」に関する認識が諸外国、特に欧米と日本では大きな隔たりがあるようで、日本の会員はおおよそ200名余程のようですが、昨年6月に米ボストンに湾岸戦争直後の公式視察時の謝意表明に同市警察本部公安委員長担当BruceB.Blake広報部部長を訪問した時やNY市警に9.11支援者顕彰受理に市警Water Burnes広報次長を訪問した際、そして去る3月ホノルル市警Lee D.Donohue警察本部長を訪ねた際などにSCIP会員であることに高い関心を諸氏は示されていました。
 

* 最近10年間の米国に限っての訪問州区分図を添付しました。

       

       黄色の色別州は既訪問州を示します。