パソコンがうまく動かない!

              


                                 国際情報専攻3期生 三上季彦

                  1 檄が飛ぶ


 我々五十嵐ゼミの仲間は10人在籍しているが、入学早々「早急に資料集めにかかりたまえ」、「時間は有効に使いなさい」、「上から10位以内をめざせ」など檄が飛び、2年間ずっと強烈な刺激の中で過ごしてきた。またゼミの仲間でもとくに小生を含め(Sixty+α)years oldのメンバーが4人在籍して、互いに切磋琢磨しかつ刺激があり、有意義な2年間であった。

2 テーマは「スーパーゼネコンの現状と将来展望」

  スーパーゼネコン4社の現在における財務状態の分析を行い評価すること及び将来の建設業界のあり方などをテーマに論述した。資料としてはスーパーゼネコン4社の昭和36年頃より現在までの有価証券報告書の財務諸表を参考にした。コピーをするだけで3ケ月ほどかかった。

3 時間が足りない

 1年目、2年目の前半とも科目のレポート書き並びに修士論文の参考文献を探すのみに過ごしてしまったのが悔やまれる。その上テーマに関する書籍を読むだけでもこれまた、相当の時間がかかってしまった。7月頃からようやく書き始めてみると意外や意外、時間のかかることこの上ない。データや参考文献をどのように纏めるかだけでもあっという間に2月が経過してしまった。このころになると焦ってきた。

4.パソコンがうまく使いこなせない

  データを元に解析してゆき、論文を書き上げるのであるが、パソコンがうまく使いこなせない、とうとうデータの入力は外部に依頼して論文作成に専念することにした。財務分析はバックデータが分析の証拠となる唯一のものなので、グラフ化してみないと論文の筆が進まないという弱点があったが、これで間一髪切り抜けることができた。

5.この2年間で得たもの

 @論文作成技術を習得したこと。A好学心に燃えている仲間に会え、それぞれ考え方の違いのあることがわかったこと。B私自身、専門の書籍を数多く読んだこと並びにこれからも益々読もうという気になってきたこと。更に「東洋経済」または「エコノミスト」を週一回はひろい読みするようになったこと。C 研究会に入会し、論文の発表する機会があることがわかったこと、等である。
                                                  以上