『時間を大切に』                

                              

                             国際情報専攻3期生   藤森厚

 

                 
 今、こうして修論奮戦記を記していること、五十嵐教授を始め、多くの先生方や大学院事務の方々、それにゼミの皆様に、まず御礼と感謝を申し上げます。

 さて、私が大学院に入学が許されてから早いもので2年が経ちました。市ヶ谷で入講式が行われ、五十嵐ゼミ生が201教室に集合。この方々と共に2年間学ぶのだと気合を入れてつもりでしたが、当初はリポートを提出することで精一杯でした。
 夏のスクーリングに集い、皆さんがリポートを順調に提出されていることで焦りを感じ、レポートを作成したことを思い出します。

 『修論が重要です』とのアドバイスを頂いて、資料収集に駈けずり廻り、時に関係団体にインタビューに出かけてこともありました。私は「SCM」(サプライチェーンマネジメント)をテーマに取り組もうと、入学当初から描いていましたが、なかなか修論の章立てが決まらず、何度も構成を直し、走りながら考えようとしたことが、結果、良かったのではと考えています。


 修士論文について

グローバル時代におけるバルブ業界の現状と課題
     〜SCM適用の可能性についての一考察〜

 近年、日本経済はデフレと言われていますが、バルブ業界も同様、未曾有の生産縮小・販売価格の低下に歯止めがかからず、年々、売上の低迷が続いております。しかし、私達は、この状況を受け止め、立ち向かわなくてはなりません。すなわち、日々改革を推し進めていく必要があるのです。では、何処に向かって改革を進めるのでしょうか。ただ、闇雲に改革を進めても、企業体力を消耗するばかりで効果が生まれません。

@ 市場動向を正確に把握し、
A 科学的数値に基づき、
B 意識革命・企業改革
を推し進めるのです。

 多くのSCM関連の文献には、ヒントは書かれていますが、具体的にどうしたらよいか判りません。その答えは、企業に属する私達が自ら学び取らなければなりません。そして実務に生かし、成果を上げることが目的です。
その為に、私達の学び舎、日本大学大学院があるのです。

 ちょっとだけ、先輩ずらをすれば、

@ 修論の構成を早く決めること。
A 資料をできるだけ多く集めること。
B 資料を整理しておくこと。
C 無理をすること。(体は大事にして)
 
 自分一人で、戦って居る訳ではありません。多くの先生方・ゼミの仲間が居ます。私も何回と無く、助けて頂きました。人生の主人公は自分なのです。頑張りましょう。

 最後にもう一度、『感謝』の言葉と共にペンを置きます。有難うございました。今後共、ご指導お願い致します