名古屋シンポジウムに参加して





人間科学専攻4期生 田中 聡

去る10月13日、私の地元の名古屋において、当大学院のサークルである「時事問題を語る会」&「経営研究会」の主催で、『すぐれた国際感覚とは?』というテーマのシンポジウムが開催されました。私は今までサークル活動とは無縁でしたが、今回は地元名古屋で開催されるということで、多少心配はありましたが良い機会だと思い、初めて参加させていただきました。
内容としましては、前半は国際情報専攻の五十嵐教授による、「企業に求められる優れた国際感覚」とう題での講演で、日本の国際企業である地元トヨタ自動車についてのお話、さらには今、名古屋では話題の中心になっている、愛知万博や中部国際空港についてのお話もしていただきました。後半のシンポジウムでは当大学院の在籍生・修了生がパネラーとなり、「トヨタの財務指標と財務活動」「企業の地球環境保全に対する責任−役割:自動車産業」「企業の社会における役割とNPOとの連携」というテーマで発表が行われました。途中、お茶の時間などもあり、全体にリラックスした雰囲気で行われていたように思います。私の仕事は、病院で働く診療放射線技師です。そんな私にとって、普段は触れるようなことがほとんどない内容でしたが、全く別畑のお話で逆に興味をそそられ、大変有意義な時間が過ごせました。
私の大学院生活の中で、他の学生や先生方とのつながりとしては、教授やゼミのメンバーとのメールのやり取りや、サイバーゼミ、他には電子マガジンやディスカッションルームといったチャンネルを通したものが中心です。このようなチャンネルを用いることで、他専攻の学生との関係と持つことは、もちろん十分可能です。しかし、私自身は今まである程度限られていたのが実情でした。今回参加させていただいて、サークル活動はそういった専攻間の枠を超えた学生同士のより深いつながりを手軽に可能にしてくれる場ではないかと感じました。また、他専攻の学生の研究についてもよく理解していなかったのですが、これについても少しだけ垣間見れたのは私にとって非常に良かったことです。今後も機会があればサークル活動を通じて、他専攻の学生の方々ともつながっていければと考えています。サークル活動は大学院の生活をより充実したものにし、仲間を増やせる格好の場であることを感じた一日でした。