国際情報専攻 長谷川昌昭
「使命の終焉を迎えた」
総合雑誌は、日本を始めとして世界各国に百
年以上前から発刊され、その国において、政
治・経済・文化等の面から近代国家の形成期
とその後の興隆に多大な寄与をした。
しかし、この度、次の理由から歴史を閉じた。
1 迅速性に欠け公害性を指摘されるに至った
激変の現代は、超高速性の時代に突入し、
月一回発行の雑誌は、遅れをとると同時に
頁数の多い雑誌は、ペーパーレスの時代か
ら取り残され、製紙・印刷・配送は森林伐
採・インキ・ディーゼル公害の元凶である。
2 世情が安定し、オピニオンリーダーとし
ての役割を社会は必要としなくなった。
あのアルカイダも捕らえられ、フランス
革命以来のテロリストも存在しなくなり、
世界は軍事費と不況対策費は、総て貧困対
策や犯罪被害者支援対策に向けられて安定
と繁栄の社会となり、総合雑誌はオピニオ
ンリダーの地位を他のメディアに譲った。
の時代がそこまで来ているに誰が気づくか。
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