若手経営者の時代へ





国際情報専攻4期生 児嶋寧代

ユニクロやローソンなどをはじめとして、最近40歳前後の若い経営者が増えてきているのにお気づきですか。そうそう、われらが国際情報専攻の主任教授である近藤先生も、史上最年少の40歳で中央公論の編集長に就任され、まさにバリバリと音がするくらいに活躍されてきた方ですよね。

現在、上場企業では60代の経営者の割合が一番多く、さらに年配の経営者たちによって名誉職でもある業界団体の会長や経団連や日経連の役員が構成されています。そんな日本の企業に不安を感じたことはありませんか。私は10年以上秘書業を経験したなかで、印象深いのは悲しいかな、偉い方が集まるとお約束のように「健康の話」が始まることでした。

先日、若手経営者として活躍中の建築家の大江匡さんにお話を伺う機会がありました。大江さんはTBSのブロードキャスターにコメンテーターとしてレギュラー出演されたり、インパクや電子政府検討委員会にも参画するなどさまざまな分野で活躍されている方です。大江さんの履歴書は現在の役職を書き出しただけでA4サイズ1枚にもなり、そのキャパシティにはびっくりしてしまいます。若手経営者同士で勉強会も開催されていて、ずっとお話を伺っていたいと感じさせる魅力的な引き出しをたくさんお持ちの方でした。

大江さんはON(仕事)とOFF(遊び)の切り替えがないんだそうです。つまり、OFFのときもONに繋がることを考えているし、ONのときはOFFの部分を交錯させながら仕事をしているので、ストレスもないし全てを楽しむことができるといったようなお話でした。こんな話、60・70代の経営者の方に通じるでしょうか。さらには、企業で講演を頼まれ、社長や役員の前で「パソコンやインターネットのできない経営者は辞めてしまえ」と発言して、会場がしーんとなったこともあったそうです。(笑)

GEのウェルチ前会長は45歳でCEOに就任後、世界でNO.1かNO.2になれない事業から撤退する大胆な戦略で成功しました。終身雇用・年功序列が終りを告げた日本でも、若い経営者たちのもとでそれが始まったのかもしれません。うかうかしていると、目の前に座っていた部下が、明日から上司になんてことが日常的にあるかもしれませんね。ちなみにローソンの新社長は、元上司が部下になってしまったそうです。

私の会社では、会社はピッチ(サッカーのグランドに見立てて)だ、レギュラーポジション(役職)を取るには競争だ、とすでに始まっています。自分はキーパーがやりたいのか、フォワードがやりたいのか明確にして、ポジション取りをしているわけです。もちろん、いい選手がいれば交代をしますので、人事異動では昇格と同じくらい降格が多数でるわけです。先日は、パート社員を含めて全社員ランク別にストックオプションの割り当てがありました。これからも競争は続きます。決して勝ち残ることが最終目標ではありませんが、まずはベンチに入り、レギュラーになることを目標の一つとして、あっ、その前に前期レポートを提出して、・・・はたして間に合うのかしら・・・。