国際情報専攻 高橋照樹

「新聞の有益性について」

目まぐるしく情報が飛び交うなかで、瞬時にインプットすべき情報、後から自身の中で消化または噛み締めたい情報等々をこなしながら、日々を過ごしている。

瞬時にインプットすべき情報とは、職業柄もあり、金利、為替、株価、企業、慶弔等々まさに、見てその場でインプットして沈思黙考しないいわば使い捨て情報である。この手の情報は広く浅く、そしていかにすばやく入手するかが大切であり、JIJIプレス等が得意な分野。

しかし、新聞には沈思黙考させてくれる材料がある。通り過ぎた情報を、識者の見解を踏まえた解説や評論で味付けをして、再度我々に検証する機会を与えてくれるのである。

独りよがりな判断に陥ることを防ぎ、様々な考え方に触れる機会を与えてくれる。視線を高くしつつ新聞を読み進めれば、視野を広める効果は絶大である。