国際情報専攻 関口泰由
「司会はつらいよ」
司会は休む暇が無い。更に名司会たるには参加者以上の知識を持ちつつ爪を隠す謙虚さと忍耐力が必要である。それは雑誌編集者も同様であろう。そんな感想を想起しつつ改めて近藤先生の偉大さを痛感した。さて、我がグループの討論であるが、メディアの進歩と多様性の中での新聞の意義といった内容で主に話が進んだ。無用派は、新聞に変わる媒体としてインターネットの普及を挙げ、様々な理由で新聞は早晩インターネットに取って代わられると主張した。それに対し、有用派は、資料としての新聞の有効性を挙げて逆襲、討論は平行線を辿るかに見えた。しかし、歪曲記事問題や記事の質的低下に関する話題では意見が一致、切抜き趣味の楽しさで両陣営から賛同の声があがった。又、若者の活字離れ問題では、年代による認識のズレが露見するなど、司会は一瞬も気が抜けないながらも人間味ある楽しい会合であった。
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