国際情報専攻 中野 直

「情報選択社会の到来」

近年のインターネットの発展・普及は、情報を発信する側と受け取る側双方の責任と選択の重要性を高めた。発信側は、媒体の特性を十分いかし良質の情報を流すべきだし、受け取る側も自己に必要と思われる情報を選択し自己の責任のもとにおいてその情報を理解するように努めてほしい。

 「新聞」は、情報を受け取りたい人が手にする。そして、いくつかの中から欲しい分量だけ受け取ることのできる権利がある。また、省資源化に反することになるが、紙媒体として、活字が(情報が)一瞬にして消えてなくなることがない。しかし、テレビやインターネットなどの媒体が持つ速報性にはかなわない部分もある。国境がなく情報が飛びかうようになった現在であるが、新聞媒体の特性が逆に貴重な場合もでてくると思われる。我々は今後ますます情報の取捨選択に慎重になるべきだ。